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猫額洞の日々

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2009年 11月 17日

「赤しゃつ物語他二篇」半分弱

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「赤しゃつ物語他二篇」(改造社 世界大衆文学全集第四十八巻
30初 裸本)の第一篇「赤しゃつ物語」を読み終え、次の
「ピムリコの博士」途中。

 「赤しゃつ物語」は副題に「佛蘭西大革命餘譚」とあるが、
まさにその通りで、主人公がちっとも活躍しない物語である。
 マリー・アントワネットの脱獄には失敗、仲間が捕えられても、
救出に間に合わない。活動する割には無力の人だが、はしがきに
依れば
<「忠臣蔵」がいつの時代にも民衆に喜ばれ>るようなもので
あろうということで、しかし、「忠臣蔵」の良さがわからない奴は
どうすればいいのだろう?

 「サンキュロット」のルビが「無褌黨員」に当てられていた。
「無袴黨員」は見たことがある(と思う)けれど、これは初めて。

 「ピムリコの博士」は陰謀が進行しているらしいが、どんな
陰謀やら、いまだ不明。なんとなく、ユダヤ陰謀説なのでは
ないか、という気がする。

by byogakudo | 2009-11-17 13:38 | 読書ノート | Comments(0)


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