2010年 01月 12日
click to enlarge. 写真は、八幡堀遊歩道で。この日に遇った猫たちは皆、人なつこくて、 声をかけると「ニャー」と応じる。 レスコーフ作・神西清訳「真珠の首飾り他二篇」(岩波文庫 51初 裸本)の日本語はとてもカッコいいんだけれど、タイトル作品の 伝法で、はしゃいだ訳しっぷりは、少し行き過ぎではないかと、 畏れ多くも感じるのだが。もう少し控え目なほうが、古くさく ならなくてすんだのではないかと、ああ、ますますひどいことを 言っている。 横溝正史「悪魔の降誕祭他二篇」(角川文庫 77年14刷 J)の 「女怪」に、 < サムマー・タイムというやつは、こういうときに便利である。 夕飯を食ってしまっても、陽はまだ空の高いところにあった。> (p185)と書かれている。 しかし、これは標高の高い、伊豆山中の温泉地帯でのことだ。 K夫人に言わせれば、都内での 「サマータイムなんて、暑くって仕方なかったのよ。だから 止めちゃったのに、また復活させようなんて、昔のことを覚えて いる人は、もういなくなっちゃったの?」であるが、この話、 前に書いたかもしれない。 あまりの寒さに、閉店休業中の店内です。今年は、以前にもまして 無理をしない営業方針なのです。すみません。
by byogakudo
| 2010-01-12 13:59
| 読書ノート
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ■ねこ新聞
■月刊ねこ新聞Twitter ■蟲文庫 ■kissa e(@higashi-koenji) ■往復書簡 ■旅猫雑貨店 路地裏縁側日記 ■海ねこ的 日々の暮し ■森茉莉街道をゆく ■山崎阿弥 ■サイコ☆ヒステリック 徒然日記 ■穴熊 日記 ■だらだら放談 ■鈴木創士 ■安柊有人(@sosi-suzu)・Instagram ■西谷修―Global Studies Laboratory(GSL) の後継ブログ ■nibuya(@cbfn) ■so_kusumori ■楠森總一郎 EROS VERSUS ■hirose tadashi|photographer ■kizashino ■きざし乃 栞 ■do-do ■スローラーナー ■muttnik ■やっぱりモダニズムが好き! ■かめ設計室 ■建築ノ虫 ■ご近所の日々 ■素人魂~特濃魚汁~ ■素人魂@いたちょ ■胡乱亭 ■梟通信~ホンの戯言 ■左平次(@saheiziinokori) ■花も嵐も踏み越えて鉄道人生44年 ■PAPERWALL ブックデザイナー日下潤一の日々 ■daily-sumus3 ■藤原編集室 ■退屈男と本と街 ■古本屋ツアー・イン・ジャパン ■okatakeの日記 ■ギャラリー ときの忘れもの ■ときの忘れもの@twitter ■銀座レトロギャラリーMUSEE ■痩せたり太ったり ■橋場一男 ■Tracy Talk・・・ ■Unknown Pleasures ■メグブログ 美咲歌芽句 ■亜湖公式サイト ■五月真理矢写真館 ■ヒゴヒロシ ■坂本弘道公式サイト ■三信ビル保存プロジェクト ■逗子なぎさホテル ■わき道にそれて純喫茶2 ■アトリエ プティカ 最新のコメント
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||