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猫額洞の日々

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2011年 04月 28日

建物を維持するために

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 「本郷館」が壊されるという記事を読んだ。住人たちが訴訟を
起したが敗れ、取り壊されるらしい。建築学会辺りが保存運動を
始めるようだが、裁判が終わってから、あれこれ言われるのは不快
だと、持主は語る。

 どんなにいい建物でも、日本では古くなったというだけで資産価値が
下がる。細やかに手を入れて使われている建物だろうと、荒れるに任せて
ほっておかれた建物だろうと、扱いは同じである。

 建物を救うには税制改革しかないのではなかろうか。
 古い、うつくしい木造日本家屋があるとしたら、まず文化財に登録して
もらう。そして、土地・家屋にかかる固定資産税をただにする。遺産相続の
場合も、原型を保ちつつ維持する確約が成された上で、相続税を無料にする。

 例を「本郷館」にとるなら、「本郷館」を明治の下宿屋のまま、住人を
入れて利益を上げさせ、課税額を安くする。メンテナンス費用も必要経費と
して大幅に認める。
 つまり、昔からの姿形を維持すればするほど、儲かるように税制を
変えれば、日本でも古い建物を持ち続けることが可能ではないか。
 オウナーを、景観保全士という準公務員処遇にしてもいいだろう。
同じアイディアで、無農薬のお米を作る農家も、農地を宅地に売らないと
確約した上で、環境保全士扱いで税金を優遇する。

 風景を持ち続けるには、これくらいしたって、いいじゃないか。いまは
メリットがなさ過ぎるから、仕方なく、壊して新建材で建て直すのだ。





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by byogakudo | 2011-04-28 14:18 | 雑録 | Comments(0)


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