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猫額洞の日々

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2012年 01月 05日

年末年始行状記

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 写真は、蔵前タイガービル脇で。

 顧みれば、ほとんど何もしなかった年末年始だ。

 2011年12月30日(金)
 ゆっくり目に起きる。一年の疲れがどっと出て、動く気になれない。
風が冷たく寒いので、年末年始恒例のシチュー材料を買いに出ただけ。

 12月31日(土)
 昨日より風が弱い。鳥越おかず横丁へ、葉唐辛子を買いに行きたい
気はあるけれど、出かける気力が出ない。ぐずぐずしてるところに、
調香師・Lから電話がある。
 「葉唐辛子?! 大好き! 行こうよ!」
 地下鉄・新御徒町駅改札で3pm待ち合わせ、ということになる。

 佐竹商店街、加賀屋の品川巻を手に入れ、商店街スタンプもいただき
(でも使いようがなく、紙ものコレクションにするしかない。欲しい方、
差上げます。)、おかず横丁へ。

 入舟屋で、Lとわたしたち、それぞれに買物。入舟屋は、おせちも
やっているそうなので、来年はトライしたい。
 入れ替わり立ち替わり、お客さんがあり、家族総出で応対してくれる。
なつかしい、お店の情景だ。

 おかず横丁・鳥越神社に近い和菓子店・港屋に入る。今は珍しくなった、
一昔前なら、近所に一軒はある、お遣いものに使うランクの和菓子屋さん
の佇まいだ。
 今このタイプを維持しようとすると、結局「和のスィーツ」ブランド
ショップ風に改装するしかないが、ここでは昔のまま、現役である。
 黒漆に赤く「浅草」や「鳥越」と書かれた箱(櫃)が棚に並ぶ。
お赤飯を入れる容器だそうだ。

 女主人から、いろいろ伺う。
 「うちは中途半端に古くって、昭和5年からなんですけど、両隣は
100年以上の建物なんですよ」

 向かって右、かつてはお米屋さんだったお店は沖縄の焼き物店になり、
左手は閉まっていて解らない。軒を支える一枚板の梁の立派さ、二階の
手すりの細工の見事さを鑑賞する。下町は強い。東京が残っている。

 鳥越神社から蔵前へ。タイガービルは閉まっていたが、シャッターの
隙間から「NOCE」の家具を覗く。
 マクドナルズで休んで、Lと別れる。夜、シチューを作る。

 2012年1月1日(日)
 昨日買った和菓子の写真を撮ってと、Lが来ていたとき、震度4の地震。
TVがぐらぐらするのが怖かった。
 夕方、義母宅でおせちを食べさせてもらう。

 1月2日(月)
 東の東京の神社へ初詣に行こうと決めた途端、晴れていた空に暗い雲が
かかる。
 部屋を出たら、風が冷たい。Sがパスモを忘れていることに気づく。
 取りに戻るつもりが、外出中止になる。

 1月3日(火)
 義母の用事を手伝って、冬期休業を終える。


 昨日から店を開ける。亜湖さんやmicrojournalさんと電話でお喋りする。

 microjournalさん
 「デジタルTVって何かいいとこありますか?
  一日中ヌーヴェルヴァーグをやってるとかなら、いいけれど」
 わたし
 「いつ点けてもオリジナルのプリズナーNo6とか、モンティパイソンを
 やってるとか、ならデジタルでもいいです。画質が好きじゃないですが」

 Sにこのやりとりを話すと、すかさず、
 「玄関開けたら2分で『鬼火』」。





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by byogakudo | 2012-01-05 12:52 | 雑録 | Comments(0)


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