2012年 06月 02日
![]() click to enlarge 今週の新着欄です、よろしく。 新着欄 舟橋聖一「風流抄」の『信濃路の女たち』より引用。 < 次の日は一気に志賀高原へ上ってしまった。 ここは、海抜五000尺である。ここのホテルのことはほかにも度々 書いたから重複するかもしれないが、私は戦争前から、すでに長い 馴染客の一人だ。 ここで、マダム・マサコにも会い、はしなくも、「花の素顔」のモデル 問題まで惹き起したいきさつは、拙作「山のホテルの女客」の中に詳しく 書いたから省略する。当時は、このホテルは、相当のブルジョアでなければ 泊れず、取り澄ました貴族的な香いのするホテルだったが、今は大分、 大衆化して、浴衣で食堂へ出てくる客もある。>(p101) (文藝春秋新社 1954初 函) 女友だちからもらった島田裕巳「日本の10大新宗教」をなんとなく読む。 島田裕巳が子ども時代を過ごした杉並区の、個人的思い出が時々混じって いて、近所に住んでいるので、興味津々とまではいかないが、面白く読んだ。 できるだけ特定の史観抜きに、新興宗教団体の姿を伝えようとする姿勢で 書かれている。「新興宗教」という言い方自体が、 <差別的で、否定的なイメージがつきまとうことから、宗教学や宗教社会学 の学会において、新興宗教ではなく、新宗教という中立的な名称を積極的に 使おうという動きが生まれ>(p19)て、1970年代に入ってから一般化された そうである。知らなんだ。 (幻冬舎新書 2007年5刷 J)
..... Ads by Excite ........ ■
[PR]
by byogakudo
| 2012-06-02 13:37
| 読書ノート
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 more... リンク
■ねこ新聞
■月刊ねこ新聞Twitter ■蟲文庫 ■旅猫雑貨店 路地裏縁側日記 ■海ねこ的 日々の暮し ■森茉莉街道をゆく ■山崎阿弥 ■サイコ☆ヒステリック 徒然日記 ■鈴木創士 ■安柊 有人 ■安柊 有人fb ■nibuya(@cbfn) ■楠森總一郎 EROS VERSUS ■hirose tadashi|photographer ■kizashino ■do-do ■スローラーナー ■muttnik ■l-ange cie* ■やっぱりモダニズムが好き! ■かめ設計室 ■建築ノ虫 ■ご近所の日々 ■素人魂〜特濃魚汁〜 ■素人魂@深海魚鍋オフのいたちょ ■梟通信〜ホンの戯言 ■PAPERWALL ブックデザイナー日下潤一の日々 ■daily-sumus2 ■退屈男と本と街 ■古本屋ツアー・イン・ジャパン ■okatakeの日記 ■ギャラリー ときの忘れもの ■ときの忘れもの@twitter ■銀座レトロギャラリーMUSEE ■痩せたり太ったり ■橋場一男 ■Tracy Talk・・・ ■メグブログ 美咲歌芽句 ■亜湖公式サイト ■ヒゴヒロシ ■坂本弘道公式サイト ■三信ビル保存プロジェクト ■逗子なぎさホテル ■わき道にそれて純喫茶2 ■アトリエ プティカ 最新のコメント
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||