(03年5月号)、雑誌をゆっくり読んだのは数年ぶりではないだろうか。古本屋を
始めてから特に、雑誌が読めなくなった。大抵 寝床向きのサイズではないので昼間に
読むしかないが、日中は これでも雑用があるので、眼で文字を追っても頭に入り辛い。
雑誌はどれも眺めるだけで棚に出すしかない。
金曜日は部屋に持ち帰って1冊じっくり読んだ。TVで放送された戦後の東京風景が
どっさり載っていて愉しい。川本三郎・泉麻人の対談の結びの言葉が
「ついこの間の近過去の話でこんなに盛り上がれるのは東京のおもしろいとこ
です。・・・東京は街がすぐ変わってしまうけれど、そのせいもあって
ちょっと前の街がすぐなつかしくなるんでしょうね。」
というのは その通りで、かなしい。まさか人々の思い出に残るために いつも普請中
という訳ではあるまいが。
ときどき亡命したくなる。どこへ?
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