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猫額洞の日々

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2012年 12月 29日

冬休み行状記 2 (2012年度末)

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 ディクスン・カー漬けみたいに読んでいるけれど、恋愛小説とミステリは
相性が悪く、メロドラマとミステリは相性がいい、と今のところ思う。

 つまり恋愛を描くなら当事者ふたり、それぞれの心理を描かざるを得ず、
そこに時間を取られるとミステリとしての進行が遅くなるが、メロドラマは
心理ではなく、できごとを書くことに力点が置かれるから、ミステリ進行と
ストーリーが絡めやすい。

 20世紀にたくさんのミステリが書かれ、21世紀になってもそうかもしれない
のは、ミステリは、何を書くかではなく、いかに書くかが最初にある。
 言葉について意識的な時代を反映してるのか、と思ったが、それにしては
文体意識のないミステリもまた大量生産されているようだから、妥当性の
低い思い込みか。

 話を変える。3・11もフクシマもなかったと信じ込んでいるような自民党政権
の復活を見ると、政官業の連中は、原発を止めようと願う大多数の国民に宣戦
布告しているに等しい。

 あの手合いへの対抗策として、CIAの工作マニュアルを研究しては、どう
だろうか?
 政権を倒し、民衆を支配するやり口を長年、研究実践しているCIAの
戦略や戦術は、使い出のあるシステムではないかしら。お金がないから
応用編は廉価版になるが。

 ただ、感情と思考が混同されやすく(!)、どれほど論理的に正しいことで
あっても、感情に訴えない限り拒否される日本の文化風土である。高度の
応用力が求められる。

 孤独で孤立した個人という状況下にあれば冷静に思考できても、集団に
なると思考がどこかに飛んでいってしまうのは、日本人ばかりではないが、
そうするとナチのプロパガンダは相変わらず有効であるのが証明される
だけで、大衆操作などと、退屈で嫌な話になる。





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by byogakudo | 2012-12-29 20:09 | 雑録 | Comments(0)


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