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猫額洞の日々

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2014年 03月 13日

阿佐ヶ谷/三田村鳶魚と小島政二郎(とロジャー・L・サイモンと)

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 10日の月曜日にやっと確定申告をすませた。減価償却のやり方が
どうにもわからなくて、毎度、税務署で教えてもらう。説明書を
しっかり読めば、あるいは税務署のパソコン申請でやれば、わたし
でもできるのかもしれないが、自力でなんとかしたくなる代物では
ないので、杉並税務署のプレファブに並ぶ。「今日はスケソウダラの
配給かしら?」と、いつも、戦後すぐの配給所風景を思い起こさせる
建物である。食料配給に並んだ経験はないけれど。

 なんとか終わって、阿佐ヶ谷「書原」に向う。KAWADE夢ムックの
「夢野久作」を買うために。でも見つけられない。
 何か買いたい。税務署ストレスを発散したい。ので、代わりに
三田村鳶魚・柴田宵曲 編「侠客と角力」(ちくま学芸文庫 2010初
帯 J)と、お客さまが面白かったと仰っていた小島政二郎「小説
永井荷風」(ちくま文庫 2013初 帯 J)にする。貧乏はヤケ買いを
誘う。いけない傾向だ。
 
 Sが「小説 永井荷風」を手にしたので、「侠客と角力」を読み出す。
途中でロジャー・L・サイモン「大いなる賭け」(HPB 1986初 帯 VJ無)
も読み出したので、たぶん、70年代カリフォルニア風俗(私立探偵は
ハシッシュをコーン・パイプで吸ってるし、殺人事件はオカルト風味に
引きずられる)を先に終えるだろう。





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by byogakudo | 2014-03-13 09:57 | 雑録 | Comments(0)


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