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猫額洞の日々

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2006年 01月 15日

森茉莉さんとお茶を(7)/竹中労を終え、シマックに戻る

 「日本映画縦断 2 異端の肖像」(竹中労 白川書院 75初)読了。いいなあと感動
しつつ 映画本に顕著に見られる 人こまし 度合いでは、竹中労と山田宏一と、
どちらが上かなぞと、阿呆なことを考える。アンナ・カリーナに熱を上げる
山田宏一の文章にも熱狂して読んだことがあるのだが、誉めるにせよ貶すにせよ、
情熱的でない映画批評なんて、誰が読むものか。
 「日本映画縦断」を全巻読みたくなったが、揃いは高くって手が出ない。貧乏は
不便だ。

 さて、シマック「法王計画」に戻ってきた。たしか「猫額洞の日々」第1回(HP版)が
シマック「大きな前庭」ではなかったかしら。「穏和な共和党員」と評したと思う。
 穏和さはこれにも感じるが、まだ物語の方向が見えない。
 翻訳者名が気になる。美濃 透(Minotaure)、誰? 奥付の訳者略歴によれば
昭和24年生、昭和48年東京大学文学部卒、である。荒俣宏でないことは解ったが、
じゃあ、誰なのでしょう?

 今朝、またしても森茉莉回路 開く。H氏賞を受けた白石かずこが授賞式で泣いた
ことについて、
 「なぜ泣くの? 信じられないはね」と心底あきれた様子のモリマリさんであった。
まだ富岡多恵子と仲良しだった頃のひとこと。

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by byogakudo | 2006-01-15 16:32 | 森茉莉 | Comments(0)


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