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猫額洞の日々

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2016年 12月 18日

日曜日は西へ

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 写真は東だけれど、今日行ったのは西荻窪。バスを高井戸警察前
だったかで降りて歩き出したら、途中で、どうも荻窪に向かっている
ようだと気づく。誰か歩いてないかしら?
 青年が向こうからくる。白人青年が日本語で教えてくれた。眩しくて
人が歩いてくるのしか見えなかった。
 風がなくて晴れてて、今日は散歩日和だ。

 西荻に来たら、盛林堂。店頭で、獅子文六のアルバム(角川書店)を
2冊。1冊は I 青年に上げよう。
 むかし売ったことがある冊子だが、元町の洋品店の写真が好き。
蠣殻町の永楽屋が、このスタイルの洋品店だ。

 店内のミステリ棚に集中。大勢、ひとがいる気配は感じるが、背文字
しか見えない。
 『アザー・エデン』、ないなあ。あんなにどこにでも転がっていたのに。
『いなごの日』、どこかで復刊して! 

 ローレンス・ブロック『タナーと謎のナチ老人』(創元推理文庫)、Sが
渡してきた大泉黒石『人間廃業』(桃源社)を手に、いちばん奥のHPB棚を
目指して、少しずつ歩を進める。後ろのレジでお客さんと店主が熱心に
話している。時々、古本企画の(?)話をしているように聞こえるが、
本屋にいると、本VSわたしの関係しか存在しない。

 一旦、清算。出ようとすると、岡崎武志さんや古本屋ツアー・イン・
ジャパン氏の棚があった。しゃがみこんで眺める。

 古本屋ツアー・イン・ジャパン=小山氏の棚に、ちょうど探していた
デビッド・グーディス『深夜特捜隊』(創元推理文庫/リヴォルヴァの
ジャケット画)がある。渡辺紳一郎『紳一郎捕物帳 その他』(四季新書)! 
『久生十蘭「従軍日記」』(講談社文庫)も。

 もう一度レジに戻って清算。ようやく店を出る。
 駅前で休憩する。
 「レジで店主と喋っていたひと、小山氏じゃなかったっけ? 一度帰り
かけて戻ってきたひと」
 「? 気がつかなかった」

 部屋でパソコンを開く。おやおや、背後のレジで熱心に話されていたのは、
時刻といい、どうやら小山氏だったようだ。ひとが目に入らなかったとはいえ、
ご挨拶もせず、失礼しました!





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by byogakudo | 2016-12-18 22:09 | 雑録 | Comments(0)


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