2017年 04月 27日
新宿・歌舞伎町、大久保病院内にあるハイジアで開催中の展覧会 『東京を写す。東京を彫る。_昭和の編集者・山高登の世界_』を 見に行った。 木版は愛らしく、モノクロームの写真はひっそりと。メイプルソープ、 師岡宏次に続く、好きな写真家になった。 近くの大久保公園は、高いアルミのフェンスに囲まれ、ホームレスが 横になれないよう、背もたれはおろか、15~20cm幅の腰を下ろす板 しかないベンチが置かれている。寒々しい。 大通りから内側に出たり入ったりしながら歩いていたら、小泉八雲記念 公園があった。古代ギリシャ残影みたような造りの公園に、地域猫、数匹。 不思議な空間だ。 新宿駅方向を取る。四季の路(新宿遊歩道公園)を通ると、ゴールデン街に 遭遇。ふたりとも酒徒ではなく茶徒(正しくは珈琲徒)なので、ここらは縁 がない。 (Sが)写真を撮り歩いていると、ダイナマイツ時代の山口冨士夫の写真を ショーウィンドーに発見(今日の下の写真、右隅・いちばん左)。「ロンリー」 というバーだ。 お店の方が出て来られた。"彼の町・新宿ゴールデン街"の話を伺う。 新宿区役所近くに、お城のような外貌を見せていた(尾津組マーケットの) 尾津御殿。青線時代の界隈には、八百屋・肉屋・魚屋・銭湯、そして映画館 が連なり、昼間は路地で大勢の子どもたちが遊ぶ。 「ロンリー」の今のドアは、かつて裏木戸だったところに付け直してある。 むかし、夕方に裏木戸から目を上げると、花園神社の低い土手にやって来る 紙芝居が見えた。 ご主人は1965年・19歳でお店を始めた。新宿が或る文化の中心だった60~ 70年代、映画人や作家たちが集まって賑わう。当時は固定電話しかなかった から、店は彼らの事務所みたいになる。 「(たとえば)八千草薫さんから『どこそこにいますからと、お伝え ください』って電話があるのよ」。 1時間半くらい、立ち話した。今度は酒徒を誘ってお店に伺いたい。 呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/
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by byogakudo
| 2017-04-27 21:30
| 雑録
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Comments(2)
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saheizi-inokori at 2017-04-27 21:52
ゴールデン街ってなんども、今でも歩くけれど飲んだことがないな。
何だか田舎者には難しい。
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byogakudo at 2017-04-28 20:40
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