2017年 06月 28日
~6月27日より続く 以前(2015年1月31日)読んだ『クラシックホテルが語る昭和史』 はクラシックホテルを舞台にした"昭和史"だが、こちらはホテル本体 の歴史だ。 日本の評伝はどうも遠慮しいしい書かれているのが多い、という ようなことを読んだはずだけど、どこで読んだのだったか。 ドナルド・キーン『私の好きな場所』だ! < 伝記は、文学でありながら歴史でもあります。或いは歴史であり ながら文学でもあるというべきかも知れません。もともと原始的な 伝記には、大体死んだ人の評価が出ています。 [略] 中国やヨーロッパには古代から伝記がありました。 [略] 『平家物語』を平清盛の伝記として読めないこともありませんが、 [略][注:清盛の]肖像画というより漫画に近いものです。 [略] 今でも伝記らしい伝記は、日本では不思議に少ないのです。本屋で 伝記のコーナーがあったら、大抵どこそこ株式会社の社長についての 伝記です。>(p123-125『II 文学と歴史の境界線を越えて』) 遺族や関係者に忖度する(?)気配が小野幸恵「焼け跡の『白鳥の湖』」 にも感じられたのを思い出す。 『箱根富士屋ホテル物語』の良さは、著者が血縁の関係者であることが 有利に働いた例であろう。曾祖父・山口仙之助の過去について、いわば 身内だから踏み込める考察を行なう。 『富士屋ホテル八十年史』には、山口仙之助がアメリカに行ったとき、 岩倉使節団の一行と同じ船だったという記述がある。NHKの番組『歴史 発見』の「前途洋々・維新留学生岩倉使節団の若者たち」では、 <唯一の平民留学生という扱い>(p18『I 箱根山に王国を築く__ 仙之助』)だったと紹介される。 だがこれには研究者から異論が出る。著者は研究者を訪ね、いろいろ 資料を当ってみた結果、仙之助が岩倉使節団の従者のひとりであること は証明できない、と結論する。 <しかし、そうだったとしても、私は彼が使節団の存在を意識し、そこに 加わることを切望していたような気がする。 [略] どこかで使節団同航の留学生と接触し、一緒に写真を撮った仙之助が、 彼らの立場に自分をだぶらせたとしても納得できる。 [略] 岩倉使節団というものが仙之助の青春の原点には存在していた。そして、 そこから、すべての彼の夢と野望は始まったのに違いない。> (p29-30『I 箱根山に王国を築く__仙之助』) (山口由美『箱根富士屋ホテル物語』 小学館文庫 2015初 帯 J) 6月29日に続く~ 呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/ 安倍晋三も稲田朋美も中学校で、三権分立を習わなかったに 違いない。授業はあったが、理解力・記憶力のない子供だった ので記憶していないのか。そんな頭で、稲田朋美は弁護士資格 を持つのだ。おぞましい。 元文科相・下村博文は、加計学園から200万円違法献金の疑い が露わになった。 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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by byogakudo
| 2017-06-28 20:01
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