猫額洞の日々

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2017年 07月 09日

EP-4ライヴ@六本木SuperDeluxe(2017/07/08)

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 昨夜は六本木SuperDeluxeでのEP-4「夏の漢(おとこ)祭り」
じゃなかった、「夏祭りノイズ大会」でもなかった、EP-4 5・21
[re:imagined]TOKYO
に行って3、4時間立ちっぱなしで、
押し寄せる大音量のノイズにまみれ、ヨレ果て、それでも無事に
帰宅した。慶賀。

 着いたのが7:30pm(開演して30分後)。それから一度、たっぷり
休憩時間をとってから、後半が10:30pmくらいまで(?)だったか、
ステージにひとりでもミュージシャンがいる限り、シームレスに(!)
音が/ノイズが流れ続ける空間に滞在した。楽しかったなあ。

 周りを見れば、わたしたちと同じように、けして若くないルックスも
かなりいる。30年以上前にライヴでEP-4を見た人々/その頃は音源で
しか知らない若い人たちが、かつて/いまEP-4としてパフォームした/
する佐藤薫氏や鈴木創士氏や、現在のミュージシャンたちの出す音に
身を委ねる。うつくしい光景ではないか。

 美には苦痛もともなう。パフォームする人々は身にしみては知らない
かもしれないが客として存在を続けるのも、けっこう大変で、音を出す側
とは異なるエネルギーが要る。客席に向けられたスピーカーの前に30分も
立ち続けてみれば、それはよく分かるだろう。ミュージシャンたちは次々
に交替してまた登場するけれど、客はずっといるのである。腰と背中と脚と
足先にくるのだ(耳と目の疲労のみにあらずして)。
 しかし美の体験に、それが何ほどのものであるか。

 昨夜のメンバーは、つまり佐藤薫氏がプロデュースしたことのある
ミュージシャンたちの集まりだろう。女性ミュージシャンもいる。
彼らが入れ替わり立ち替わり、プレイする。

 ところで、長生きしてるからって、知らないことはいくらでもある。
 わたしは山崎春美氏のヴォーカルを初めて見る。荒木康弘氏は知って
いて、喋ったことがあっても、彼のドラムスをライヴで聴くのは初めて
だったりする。ノイズのうねりの中に的確に楔を打ち込むような、音/
ノイズを直線で断つようなドラミングだった。
 伊東篤宏氏がオプトロンを構えると、こちらもすかさずサングラスを
かけて備える。鈴木創士氏がピアノの前に坐ると顔の白さが気になる。
佐藤薫氏は出ずっぱりで、パフォームと音の進行全体を見ることを司り、
最後のノイズ・シーンへと人々を導く。そういう構成であったか。

 疲れ果てても楽しい一夜。帰りの地下鉄では、眼の飛蚊症みたいに、
耳にホワイトノイズ(?)が聴こえる。残響音で鼓膜に蓋がされたみたい
で自分の声が聞こえない、難聴状態である。
 それでも、7月15日(土)に同じSuperDeluxeで空間現代のライヴ
知ると、Sはつき合わなさそうだけど、ひとりでも行こうかなと思う。
 冥土のみやげになろうとも、音は/ノイズは楽しい。


     (EP-4ライヴ@六本木SuperDeluxe 2017/07/08)
     (ツイッターoffice521tokyoに、続々と写真や動画が
     アップされている)





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by byogakudo | 2017-07-09 20:41 | アート | Comments(0)


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