猫額洞の日々

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2018年 02月 02日

(2)エリザベス・ボーエン/篠田綾子 訳『ローマ歴史散歩』読了

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~2月1日より続く

 無知で無教養というのは、こんなとき困る。非常に困る。
読みながら細々と、数少ない、イタリア史の知識を思い出そう
とする。そうしてやっと、古代のローマ帝国と神聖ローマ帝国と、
近代史に登場するイタリアとの流れを、大ざっぱに思い出す
体たらくなので。

 イギリスを含むヨーロッパというのは時間的には、古代ギリシア・
古代ローマから始まる精神史なのだろう。近代の国民国家・幻想
システム以前の歴史(これらも幻想のシステムだろうが)を知らない
と、どうにもならない。

 かっこいいエッセイなのよ。『1 混乱』は、ローマのホテルの
部屋に着いたところから始まり、著者とともにお腹をすかせて、
レストランに入る。
 そこから、廃墟(遺跡)の上や横に、次の建築が乗っかって街が
造られては壊され、その廃墟の上に再び、別の建築が築かれ...と、
混乱を極めるローマの建築史/歴史が、息継ぐ暇もなく語られる。
そのリズムや速度のかっこいいことったら!
 それなのに、わたしは次々に出てくる固有名詞が、いつの時代に
関わる名詞なのか分からない。

 元ネタを知らないから、パロディやパスティーシュを楽しめないか
というと、そんなことはない。知らなくても、たぶん、ここらを
うがっているのだろうと見当をつけて、それなりに面白がることは
できる。
 でも隔靴掻痒。
 それと同じような読書になってしまったことが、とても残念で、
エリザベス・ボーエンのスウィング感やリズム感覚のすてきさだけ、
辛うじて味わった。

 『5 解放』では、奴隷の話から聖パウロの話になる。

<彼はキリキアのタルソスで"自由人として生まれた"、
 元パリサイ人のユダヤ人である。>(p218)

 パウロは逮捕される度に、ローマ帝国の市民であると述べ、
ローマ法に従った裁きを求める。ローマ帝国はEUの先祖なのか。
 半分くらいで長い中断に入った、アラン・バディウ『聖パウロ 
普遍主義の基礎』(河出書房新社)、なんとかしなくちゃ...。


     (エリザベス・ボーエン/篠田綾子 訳『ローマ歴史散歩』
     晶文社 1991年2刷 J)


(1)エリザベス・ボーエン/篠田綾子 訳『ローマ歴史散歩』
(2)エリザベス・ボーエン/篠田綾子 訳『ローマ歴史散歩』

 panem et circenses の日本語訳は、"ごはんとお相撲"かしら?
"ごはん"は近ごろ危ういが、"お相撲"は国会中継の代わりに、いや
というほど供給される。あたしたち、ナメられている。





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2018-02-02 21:10 | 読書ノート | Comments(0)


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