人気ブログランキング |

猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2018年 08月 20日

(1)ジョイス/結城英雄 訳『ダブリンの市民』半分弱

e0030187_2238886.jpg













 ようやっと、名前だけ知ってるジョイスの翻訳を読み始める。
 「シェイクスピア・アンド・カンパニー書店」の客だったジョイス。
しかし、当ブログ中にシルヴィア・ビーチ『シェイクスピア・アンド・
カンパニー書店』の感想文が見つからない。読んだ記憶があるのに、
感想を書かなかったのだろうか?

 その代わり、ジャネット・フラナー『パリ点描 1925-1939』
の感想にジョイス関連の抜き書きをしていた(2014/11/10と、
2014/11/13)。

 まだ半分くらいだが、書かれた当時のアイルランドの状況を知ら
ないので、理解しにくい箇所がある。
 巻末に目を走らせてみたが、巻末で先に出てくる『解題』は一篇
ごとの細かい解読なので、全部読み終わってから読むべきだった。
後に来る『作者と作品』に、イギリスの植民地だったアイルランドの
状況が記されていて、やっと少し分る。

<当時のダブリンは上流、中流、労働者の三層に分かれ、中流は
 さらに上、中、下の三層に分かれ、全体として五層のピラミッドを
 形成していた。「市民」とはこれら五層のうちの中流を指すが、
 ジョイスはそのうちでも自分の属していた中流の下層を描いている。
 [略]
  階層秩序の大きな要素となっていたのは、職業とともに宗教であり、
 そこには微妙な確執や意識の相違があった。宗主国の英国国教会を
 中心とする支配者階級であるプロテスタントのイギリス人、あるいは 
 イギリス系アイルランド人が上部二層をほぼ独占し、土着の被支配者
 階級のカトリックは下の三層に集中していた。被支配者たちは支配者
 階級を「よそ者」と呼んで敵意を示し、イギリス人の多いベルファスト
 出身者に対しても偏見を抱いた。両者の関係は[略]、白人と黒人ほどの
 相違があった。さらに被支配者階級相互の間にも、また中流の同レヴェル
 の者の間にも差異の意識があった。宗教、財産、家、食べ物、趣味などが
 階級意識の指標になっていた。>(p448-449)

__まず、ここを押えてから小説に入るべきだった。


     (ジョイス/結城英雄 訳『ダブリンの市民』
     岩波文庫 2007年5刷 J)

8月24日に続く~





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........

by byogakudo | 2018-08-20 20:41 | 読書ノート | Comments(0)


<< 久しぶりに外出(雑司が谷~南池...      風邪引き3日目 >>