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猫額洞の日々

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2020年 01月 15日

(4)吉井勇 編『吉井勇歌集』読了(ねむり藥の歌 他)

(4)吉井勇 編『吉井勇歌集』読了(ねむり藥の歌 他)_e0030187_1950969.jpg













~1月3日 後段から続く

 1月3日に引用したねむり藥の歌は全部ではなかったので、
重複するけれど、ここにまとめたい。

<ねむり藥つれなく舌に觸るるなりいや寂しめと云はぬばかりに>
(p159 「人間経」の
「卷三 さるところに假住居しける頃詠みける歌」「その二」)

<ほのぼのと涅槃を戀ふるこころもてねむり藥に親しみにけり

 夏ながらねむり藥がしらじらとこぼれて寒し夜半の机は>
(p173 「人間経」の
「卷五 土佐の國猪野々の里にて詠みける歌」「その三」>

__むかしのねむり藥は、すごく効いたのだろう...。

<寂しければ眠り藥も嚥みにけりしばしの安寢(やすい)欲るが
まにまに>
(p181 「天彦」の
「韮生の山峽」「寂しければ」)

__寂しいから飲むのか?

 同じ「寂しければ」のp183には、
<寂しければ夜のこころもとがり來て不眠(ふみん)の病ひ
 またも起りぬ>
も、ある。

<夜となれば胸ぬち痛しいかにせむ眠り藥も盡きて久しき>
(p199 「天彦」の
「伯方島雜詠」「夜のこころ」)

__「夜のこころ」に採られているのは、ほぼすべて不眠と悪夢
の歌だ。死の影が強い。


 以上、ねむり藥の歌だが、あと二種類、3首、引用したい。

 黑猫の歌、ふたつ__

<たそがれの湯槽(ゆぶね)にあれば玻璃窓に黑き猫來て
 われを凝視(みつ)むる>
(p36 「昨日まで」の「浴泉記」)

<黑き猫跫音(あおと)も立てずよぎりたり夕日あかあかと
 荒れ庭あはれ>
(p207 「天彦」の
「海南閑吟」「閑庭點描」)

 もう一種類、1首が、阪本紅蓮洞を歌った__

<口悪(くちわる)の紅蓮(ぐれ)の翁のざれ言もいまは
 ふたたび聽くよしもなし>
(p137 「鸚鵡杯」の「生友死友」)

 webの"新漢字・旧漢字対照表"で変換できるものは
旧漢字に直したが、"半"や"彦"、"海"などが変換でき
なかった。


     (吉井勇 編『吉井勇歌集』 新潮文庫 1962年8刷)

(1)吉井勇 編『吉井勇歌集』
(2)吉井勇 編『吉井勇歌集』
(3)吉井勇 編『吉井勇歌集』
(4)吉井勇 編『吉井勇歌集』





"日本人、報仇・安倍晋三"
"今天不抗争、明天何来有未来?
(きょう闘わないで、明日に未来はあるのか)"

#人間やめますか、自公維+国民民主+N国に投票し続けますか?

サイコパスども__
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 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2020-01-15 21:53 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2020-01-16 20:27
学生時代には、アドルムではなかったと思うけれども、その後手に入らなくなった睡眠薬が薬局で売られていて、使用量の倍くらいをよく飲みました。それでも眠れなかったのに、いまはもう眠くなりました。
Commented by byogakudo at 2020-01-16 21:28
そうだ、アドルム!でした。ヴェロナール~アドルム~
ハイミナール、という歴史でしょうか?


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