|
2021年 11月 29日
![]() 写真は、南台とか方南町とか、あの辺り。 最後の一篇"OUR CITY"の背景は、ロンドンであろうが、時代はいつ頃の 設定だろう? 異国の兵士たちが大手を振って歩いていたりするので、第二次 大戦後だろうか? ストーリーとしてはAnna kavanの変わらない基調音、疎外 と迫害である。 冒頭に掲げられた、<わたしは信じて来たし、今でもそう信じているが、わたし たちの街は、天から降る炎と硫黄につつまれて終わるだろう。>(p123)という 呪詛に満ちたエピグラフは、彼女の実感だろう。Anna Kavan個人が具体的にどう 迫害されて来たかではなく、彼女が自分の人生をどう受け止めて来たか、である。 "OUR CITY"の特徴とされるのは残酷さだと彼女はいい、実例をあげて行くが、 かなり彼女の感受性のバイアスがかかっている実例である。 夜中の2:30を過ぎると夜光塗料の塗られたトラヴェル・クロックが鳴り出し、 窓が黒く遮蔽されたままの室内を、空襲の記憶で満たす。彼女は機関銃の音や、 逃げ惑う人々の阿鼻叫喚が近づいてくるのを聞くのだ、戦時中と同じように。 いつ追放措置が取られるか(あるいは隔離措置が取られるのか?)、不安定な状況 にある彼女は役所に出頭するが、いきなり、個人的な持ち物を担保として預けるよう 言い渡される。よりによって、大事に持ち続けて来た本を(!)を奪い取られてしまう のは、象徴的な表現であろうが、役所に詰めかける大勢の子どもを含む人々の描写は、 リアリスティックだ___ <Although I'm not particularly fond of children I couldn't help pitying the poor little things, growing up in the vile atmosphere all these rooms have, impreg nated with fear and suspense. [略]But the children themselves paid no atten tion to their environment. [略]A boy [略]had climbed on the window-sill; he had got his paper-white forehead pressed to the pain, and was gazing out at the sky as if saying good-bye to it.>(p143) ___これは2021年現在の日本の入管での光景を描いた、といってもおかしくないだろう。 時と所が違っていようが、普遍性をもつ孤独であり、疎外感だ。 (Anna Kavan "I Am Lazarus" Peter Owen Modern Classic edition 2013) 持っているAnna Kavanを再読したら、1回目より確実に"わかる"と思うが、この本は、 ちょっと躊躇う。フォントが小さすぎて、疲れてしまった。新たに何か一冊、手に入れる ことも考えている(懲りない奴)。
サイコパスども__呪・滅亡 酢加与死日照/滅亡 亜屁沈臓/滅亡 汚池腐裏子 /呪 共謀罪=ネオ治安維持法/滅亡 吐爛腐・夷蛮禍/ 落選:塩谷立/大塚拓/井上信治、以下、日本学術会議のあり方を検討する自民党 プロジェクトチーム全員 ..... Ads by Yahoo! ........
by byogakudo
| 2021-11-29 21:56
| Anna Kavan
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2026年 02月
2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 more... ■ねこ新聞
■月刊ねこ新聞Twitter ■蟲文庫 ■kissa e(@higashi-koenji) ■往復書簡 ■旅猫雑貨店 路地裏縁側日記 ■海ねこ的 日々の暮し ■森茉莉街道をゆく ■窓の中で ■ツル姫日記 ■山崎阿弥 ■山崎阿弥 X ■The more you know, the less you need. ■The more you know, the less you need.(Ameba blog) ■はれ、のちくもり ■アメリカからニュージーランドへ ■終の棲家のひとりごと♪ ■Less is more ■笑顔がいちばん ♪ ■Spice up My Life ■野羅工房よりノラは想う ■nora2426's Blog ■barnes_and_noble ■サイコ☆ヒステリック 徒然日記 ■パジャマシステム ■だらだら放談 ■鈴木創士 ■安柊有人(@sosi-suzu)・Instagram ■西谷修―Global Studies Laboratory(GSL) の後継ブログ ■nibuya(@cbfn) ■so_kusumori ■楠森總一郎 EROS VERSUS ■hirose tadashi|photographer ■kizashino ■きざし乃 栞 ■do-do ■スローラーナー ■muttnik ■Moment Joon ■やっぱりモダニズムが好き! ■かめ設計室 ■建築ノ虫 ■ご近所の日々 ■素人魂~特濃魚汁~ ■素人魂@いたちょ ■胡乱亭 ■梟通信~ホンの戯言 ■左平次(@saheiziinokori) ■花も嵐も踏み越えて鉄道人生44年 ■PAPERWALL ブックデザイナー日下潤一の日々 ■神戸っ子|バックナンバー ■daily-sumus3 ■藤原編集室 ■好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS ■退屈男と本と街 ■古本屋ツアー・イン・ジャパン ■okatakeの日記 ■Space TAKI スペース滝 ■ギャラリー ときの忘れもの ■ときの忘れもの@twitter ■銀座レトロギャラリーMUSEE ■痩せたり太ったり ■橋場一男 ■Tracy Talk・・・ ■Unknown Pleasures ■メグブログ 美咲歌芽句 ■亜湖公式サイト ■五月真理矢写真館 ■ヒゴヒロシ ■坂本弘道公式サイト ■三信ビル保存プロジェクト ■逗子なぎさホテル ■わき道にそれて純喫茶2 ■アトリエ プティカ 最新のコメント
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||