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猫額洞の日々

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2025年 07月 28日

金 範俊/Moment Joon 『外人放浪記』第1回 移民は死んだ。外人万歳

金 範俊/Moment Joon 『外人放浪記』第1回 移民は死んだ。外人万歳_e0030187_20570349.jpg



















 『外人放浪記』は、何箇所かの引用文では書き手の息の長さ
がうまく伝わらず、全文を読んでもらうほうがいい、読まれる
べきだが___

 彼の息継ぎから引き剥がして引用するのはむずかしいけれど、
あえて試みるなら___

<経済論理で受け入れた移民が、その経済論理だけで日本で
 働いていくなら、我らは「外国人労働者」「○○人」であり
 続けて、「移民」はそう「呼ぶ」人は居ても「自称する」人
 は居ない、おかしな言葉であり続けても大丈夫なのです。 

  しかし問題は、日本人と同様に私(達)も経済論理だけでは
 生きていられない「人間」であることです。私が「移民宣言」
 に至った理由、つまり孤独・不安・自己表現の欲求と理解の
 渇望などは、労働する中でどうしても出て来てしまうから解決
 せねばならないエラーなんかではありません。働く・支払うの
 経済論理を超えた、生きている人間としての条件なのです。実際
 にはその経済論理すらも、入管法改悪によって「永住」権が取り
 消されるかも知れないという、二律背反的でとんでもない状況に
 あり、そんなに信頼できる土台の上に立っていないことが丸見え
 ですしね。>

 日本人であるか非日本人であるかに関わりなく存在する、一人の
個人としての非日本人を「移民」と規定するなら、その反対側に
いる非日本人が、「外人業」で生活する「外人」だ___

<外人業は「外人」という「キャラ」を生み続けます。「日本」か
 「母国」について語る時だけ現れるその「外人」たちは、また
 「日本」や「母国」のあらゆる事情を分かりやすく定義してくれて、
 おまけに楽しく、さらに視聴者の「日本人」としての自意識も満足
 させてくれます。「外人業」を通しては、外国人本人たちの「日本」
 や「母国」以外の存在との関わり、喜怒哀楽、知性や知恵、人間的
 な欠陥、煩いやトラウマなど、複層的な「人間」を覗ける機会は
 やや少なく、どこか我ら「普通の人」とは違って、分かりやすい
 作動原理で考えて動いて話す「キャラ」としての「外人」が生み
 出されます。メディアが、明らかに演劇的な日本語で私(達)
 「外人たち」の声を吹き替える時に生まれるその「キャラ」。
 今日も外人業は盛んでいます。

  [略]

  私が言う「キャラ扱い」とは、他の「普通の人」には期待したり
 予想できる主体性や人間性を、私(達)には最初から見ようとも
 しないことです。>

  [略]

 外人業も「業」。それで食う人が居るなら否定するな。日本で学んだ
 精神です。しかしそれでキャラ化され客体化される私(達)のことを、
 私(達)自ら哀れに思わないなら、誰が私(達)を「人間」として
 見ようとするでしょうか。>

___日本は島国だからと言ってしまえば、そこで思考停止する。
 安倍晋三・竹中平蔵性・底なし沼不況に苦しむ日本人は、自惚れ鏡と
して機能することを期待される「日本大好き外人」によって語られる
日本への愛の言葉を聞きたがる。シャブ中みたいに、ひっきりなしに。

 好ましい「外人」を演じない、演じようにもアジア系なので「外人」
に見えない人々に対して、貧乏になってしまった日本人は、ときに、
なにか近親憎悪的悪罵を投げつける。Aunt Sally 扱いする。恥ずかしい
ことだ。参政党をあんなに当選させてしまって......。 




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by byogakudo | 2025-07-28 23:16 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by Moment Joon at 2025-08-05 20:35
Moment Joonです。本当にありがとうございます。
Commented by byogakudo at 2025-08-05 21:34
こちらこそ、ありがとうございます。日本語を
愛してくださって、うれしいです(いまの日本は、
こんな体たらくなのですが)。


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