今日の写真も角筈給水塔。なんだか昭和30年代に夢見られた未来都市風景だ。
「女人 吉屋信子」(吉武輝子 文春文庫 86初帯)を読みながら、恨みがましくない
フェミニズムは無理な相談なのかと思う。やっぱり無理かなあ?
吉屋信子自身はあまり恨みつらみの人ではないようだが、著者の書く地の文章の
端々に感じられる怒りの噴出が、居心地の悪さを抱かせ、でも無理もない時代だった
から仕方ないかと、強いて自分を納得させようと試みる。
中学の友人から、新しめのHPBやハヤカワSF文庫・創元推理文庫が届いた。
「吉屋信子」の次には「クイーンの事件簿2」でも読むしかないところだったので、
とても助かる。「エラリー・クイーンの国際事件簿」にしようか、それとも
「サム・ホーソーンの事件簿4」を読んでみようか。嬉しいな。