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猫額洞の日々

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2007年 03月 25日

「サン・フィアクル殺人事件」読了

「サン・フィアクル殺人事件」読了_e0030187_14433516.jpg











 (写真はもちろん、拡大してご覧ください。)

 戦前、32年刊の「サン・フィアクル殺人事件」、シムノンは29-30歳!
戦後版のメグレとやはり感じが違う。人間を見つめる人・メグレという前提に
変わりはないが、物語にアクションがある。切羽詰まった人間の瞬間的なパワー
炸裂ではあるが、登場人物が肉体的暴力を振るうシーンを読むのは初めてだ。

 お師匠さんに近頃メグレ・シリーズを読んでますと伝えたら、あまり感心
しないご様子。「探偵小説ではなく、風俗小説として読んでます」とつけ加えた。
      (ジョルジュ・シムノン 創元推理文庫 88改装再)

 同じくシムノン「リコ兄弟」(集英社文庫 80初)を読みかけたところへ、お師匠
さんのバークリーが入る。バークリーを先にしようかな、単行本だけど・・・。
 北フランスの「サン・フィアクル」からフロリダが舞台の「リコ兄弟」へ移る
前にイギリスに寄り道しよう。決めた。

by byogakudo | 2007-03-25 14:43 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by 美咲歌 芽句 at 2007-03-25 22:20 x
ぬははは!
今日UPされた猫の写真を見ると、ついさっきまで自殺を考えていた人も思わず笑ってしまい、少なくともあと一週間くらいは生きてみるかという気になることだろう。
それにしてもこの猫、かなり人間化しておりますね。
この猫も言っておりますよ。
「人生は笑い飛ばすに限る」と。
Commented by byogakudo at 2007-03-26 17:42
愉しんでもらえてよかった。
ところで「青い部屋」ライヴのフライヤ、もうできてますか?
そろそろ告知第2弾をした方がいいんじゃない? 広報活動は
必要ですよ。よろしくね。


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