2007年 04月 11日
(写真はクリックすると拡大します。) 郵便受けを見たらチラシの他にA4版の封筒。新宿高島屋リニューアルの お知らせである。何か切抜きに使えそうな写真でもあるかと覗いたら、 爆笑ものだった。 ペラの挨拶状から抜粋: <・・・「日本で初めてのアンビバレントなメゾン」をコンセプトに誕生する、 男女のモードが集う『オム・メゾン』と『ファム・メゾン』をはじめ、・・・> あんまりな日本語に噴き出して、メインのパンフレットを見てみた。 表紙には白人のおねえちゃん、失礼、モデルが薔薇の花束を手に横たわり、 右上に大きく三段に分けて <薔薇と/書けなくても/バラになれる。> 恐ろしい時代錯誤ぶりだ。 1頁目、やっと「アンビバレントなメゾン」の説明があった。 <男と女。伝統と現代。和と洋。マチュアとヤング。 あらゆる場面で2軸をもったアンビバレント・メゾン。 デパート界初のフロア・ストーリーが始まります。> マチュアねえ。アンビヴァレントの使用法がそもそも間違ってるけれど、 一体どこの広告代理店が引き受けたんだろう? クライアントを何と言って 説得し、高島屋側はどんな理由でこのコピーに満足したんだろう? まさか「あえてダサくすることによって、お客樣方が『高島屋』ブランドに 感じる敷居の高さを低くして、入りやすさを強調いたしました」とは言えないな。 叔母と喋っているとき、日本語のcelebの訳し方が変だという話になり (彼女は英語でパンとバタを得てきた人であるのが、不肖の姪と大いに違う。) 叔母曰く 「あれは日本での解釈では『成金』でしょ。『成金の方々が集うレストラン』 とは言えないから『セレブの集うレストラン』って、女性誌では書くのよ」 口の悪さは一族共通みたいだ。いろいろ申訳ありません。
by byogakudo
| 2007-04-11 14:41
| 読書ノート
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Comments(2)
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by
ES
at 2007-04-12 11:04
x
素敵な叔母さまですね。
0
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at 2007-04-12 19:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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