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猫額洞の日々

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2005年 09月 01日

街_パリ-東京

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 「パリ時間旅行」、もうすぐ終わる。勢いに任せて もう2冊とも読みそうだ。
「レ・ミゼラブル」の街の描写が紹介されていて、読んでみようかという気になった。
こどもの頃 どこの家庭にもあった世界名作全集中に収録されていた筈だが、
なまいきな子供は 堂々と人目につく置き方をされている全集本なんて、きっと
退屈な本に違いないと断定して、それきりだった。勿体ないことをしたものだ。
(なまいきでない子供というのも、信用できないが)。
 
 もう1冊の(この数日の)枕頭の書が安藤鶴夫「雪まろげ」。また読みたくなって。
安藤鶴夫の描く東京っ子も、ハーンが残した日本人像と同じように、美しい妖精、
ファンタシー世界の住人ではあるが、でもファンタスムの原型となる街や人々が存在
していたことも事実だ。
 いまの東京や東京人(東京っ子と呼べる人々がいない訳ではないけれど)に、
言葉を費やしたくなるような魅力が まだ残されているのか、かなり疑問ではあるが、
ここで死にたいと、相変わらず思う。

2021年4月18日に再(々?)読中



by byogakudo | 2005-09-01 15:50 | 読書ノート | Comments(0)


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