2008年 03月 12日
![]() 女性のお客さまからお借りしたままの文庫本に、やっと 手をつける。わたしは近年のファンタスティックなロマンス ものが、ほんとに苦手だ。 まず主人公が語り出す。1945年に10歳であるが、4歳の とき母をコレラで失う。雨続きのころで、父親に<「空が 泣いているの?」>(p12)と訊ねたんだそうな。 いくつになって過去を振り返っているのか、上巻の時点では 不明だが、いやなイントロだ。 古本屋の息子という設定で、一生に一冊の本を守り続ける お話だけれど、その本のタイトルが「風の影」。小説中の 悪魔も本から出現して彼を脅かす。ここらも不安を抱かせる。 うまく着地できればいいけれど、ジョナサン・キャロル風に しょぼく正体を明かされたりするんじゃないかと、今から 心配している。 まあ、さっさと読めるからいい。今夜には下巻を読み出す 予定。 (集英社文庫 06年6刷帯) 先週の今日行く筈だった税務署に行って来た。一年に一回 では、ルールを覚える暇がない。ということにしておこう。 ■
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by byogakudo
| 2008-03-12 12:49
| 読書ノート
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