昨日Sは、
山崎阿弥さんの下北沢での個展会場に行ってきた。
正式な画廊ではなく、一時的に画廊として使用されている一回性の
空間で催される、個+個あるいは集団とのパフォーマンスその他
である。
彼女の今回の作品は、壁を覆う羽。固い紙を羽の形に切って
ひたすら貼付けた結果としての壁面が作品であるので、他の
作品は何も展示しないという。音も流さない。
先年の神保町・図書新聞画廊での個展も、空間との対話が
巧いアーティストだと思われたが、今回、実際に行って見て
きたSの話を聞くと、やはり空間に対する豊かな感受性が
感じられる個展のようだ。インスタレーションという言葉で
限定されるような、ヤワな意味合いではなく。
基本的に夜間だけの美術展だが、20日(木)と最終日・
23日(日)にはパフォーマンスも行われる。
春の宵の散歩をかねて、静かな下北沢の住宅街へ、どうぞ。
詳細は上記の山崎阿弥さんのサイトでご確認下さい。