「パロマー」(イタロ・カルヴィーノ 岩波文庫 01初)を
読み出していたが、鈴木いづみ「鈴木いづみセカンド・
コレクション3 エッセイ集1 恋愛嘘ごっこ」(文遊社 04初帯)を
店で読み始め、こちらがまず終わりそうだ。
鈴木いづみはモラルがうつくしい。"いづみ流官能的な女に
なる方法"その5として、
< 許可なく相手のプライバシーに踏みこまない。彼が妻子ある
人だったら、その家庭のことをたずねたりしない。同棲または
半同棲のような関係でも、相手にきた手紙は読まない。他人の
手紙や日記を読むのは、万引きや、かっぱらいや、自動車強盗
よりもおそろしい罪だとわたしは思っています(これは幼かりし
ころ、三年も通った日曜学校のかすかな影響だろうか)。>(p77)
きれいなひとだ。