2008年 08月 16日
Click to enlarge. まずは、今週の新着欄です。よろしく。 新着欄 昨夜、最後に残ったエリック・フランク・ラッセル「証言」も 読み終え、全篇読了した「20世紀SF 2 1950年代 初めの終わり」 (ディック他 河出文庫 00初)であるが、妙な法則ないしジンクスを 思いつく。 オムニバス映画は、三監督・三作品で構成されるのが殆どであろうが、 三作みんな面白い、ということはまずない。大抵、一作品だけ素晴しく、 あとは退屈な場合が多い。確率1/3である。「世にも怪奇な物語」なぞを 思い出してみて下さい。フェリーニ/テレンス・スタンプの最後の一篇 以外のひどかったこと。 これは「1/3の法則」あるいは「3割ジンクス」と呼んでもいい のではなかろうかと、「20世紀SF 2」の面白かった短篇を数えながら、 思いついた。 収録14作品中、よかったのはディック、ヘンダースン、ベスター、 スミス、スタージョンの5作品である。確率3.5割だから、野球の打率で いえばすごいヒット作揃いのオムニバス短篇集だ。 だからどう、というにはデータがなさ過ぎて、これ以上、べつに 展開しない、ただの思いつきですが、他のジャンルで何かないかしら。 うっちゃられていた「グルーム」(ジャン・ヴォートラン 文春文庫 02初)にふたたび取りかかる。一応覚えていたが、なんだか間抜けな話に なりそうな悪い予感。
by byogakudo
| 2008-08-16 11:38
| 読書ノート
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