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満を持して(?)読み出したスタージョン「一角獣・多角獣」
なのに、捗っていない。翻訳と相性が悪いのだろうか、一字
一句にこだわらないで読み進めば、ストーリーに引き寄せ
られて読んじゃうんだろうが、止まっている。
そこで取出したH.R.ハガード「黄金の守護精霊」(創元推理
文庫 76初)、さきほど読了。これもさほど、面白くない。
「洞窟の女王」や「二人の女王」の気狂いめいたタッチの
方が好みだから、だろう。
アフリカの現地人の感じ方・考え方が、キリスト教寄りの解釈で
書かれていて、仕方ないといえば仕方ないけれど__異文化を
十全に理解するなんて土台、無理で、自分の立ち位置からの
ぎりぎりの解釈しかできないのではないかしら。
今年の目標として、本のルックスに対する感想も書いておこう、
と思っているが、装幀・挿画に関して、特に言いたいこともなく、
敢えていえば、ヒロインをもう少し美女に描いてもらいたかった。
本文でも美人ではないと記されているが、絵がどうもいかつい。