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2~3日ほっといたので、忘れてやしないかという不安は的中。
不思議な街に係ったそれぞれの人物の観点から書かれているが、
再開直後、いきなり、この人誰だったっけと思う。
すぐに思い出せたから、まあいいけれど。
それにしても、遂に一度もわくわくすることなく読み終える。
合わなかったのだろう。本の帯には、
<ファン熱望の最新長編!!
「これは私の集大成です」恩田陸>と謳ってあるが、ファンには
なれなかった、ということか。
「あなたは」呼びかけスタイルも、ファッションとして用いられて
いただけであった。半分過ぎた頃だか、「あなた」に名前まで
付けられて、出て来るようになってしまう。
終盤、解決部分も、妙に説明的で、小説としてのふくらみが
感じられない。
すまない、縁がなかった。
(講談社 08初帯)