猫額洞の日々

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2018年 02月 12日 ( 1 )


2018年 02月 12日

(2)クリストファー・プリースト/古沢嘉通 訳『奇術師』再読中

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 写真は、2月3日に逢った、ひとなつこい猫さん。
 寒い日で、猫の身体も冷えきっているのに、雪の残る道で
ごてんごてん。

~2月11日より続く

 『第2部 アルフレッド・ボーデン』には、奇術の技巧と実演
(パフォーマンス)についての考察がある。読んでいて、都筑
道夫『死体を無事に消すまで』か、『黄色い部屋はいかに改装
されたか?』かで読んだ格言(?)"トリックよりもレトリック"
を思い出す。

 日本の推理小説がなぜ、あか抜けないのかを考察して、無理に
新規な/珍奇なトリックをつくり出すことにばかり気をとられている
からだ、と批評するのではなかったかしら? わたしの記憶の中では
そうなっている。
 ミステリと限らず、言葉で書くことは、いかに書かれるかの問題では
ないか。

 ヴィクトリア朝の奇術師・ボーデンにはエンジャというライヴァルが
いた。エンジャのアルバイト(?)である降霊会に乗り込んで、これは
神秘現象ではなく、ただの奇術に過ぎないと邪魔をしたせいで恨まれ、
以来、エンジャから自分の奇術・公演が妨害される(と、ボーデンの
側から述べられる)。

<エンジャはもっぱら奇術のタネに関心を抱いていた。奇術師が
 「ネタ(ギミック)」と呼んでいるものに。もしひとつのトリック
 の成否が奇術師のテーブルのうしろにある隠し棚にかかっている
 なら、そのことだけがエンジャの関心の焦点になり、それをどの
 ような創意に富むやりかたで見せるのかはどうでもよかった。[略]
 そこがエンジャの根本的な欠点であり、奇術技術の理解に対する
 限界であり、われわれの争いの中心であった。奇術のすばらしさは
 専門的なタネにあるのではなく、それを実演する技能にあるのだ。>
(p108『第2部 アルフレッド・ボーデン 6』)

 都筑道夫のミステリ論も、奇術(マジック)の見せ方を例にとりながら、
だったと思う。 
 

     (クリストファー・プリースト/古沢嘉通 訳『奇術師』
     ハヤカワ文庫 2004初 J)

2月13日に続く~





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


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 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2018-02-12 21:06 | 読書ノート | Comments(0)