猫額洞の日々

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2018年 08月 31日 ( 1 )


2018年 08月 31日

(1)盛口満『僕らが死体を拾うわけ』半分弱

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 交通事故に遭ったタヌキの死体を拾ってきて、みんなで解剖する。
著者は当時、私立校で生物を教えていて、教師と生徒たちとで、
"みんな"であり、『僕ら』なのである。

 ジャケット袖の著者紹介では、
<私立中・高等学校の理科教員を務めたのち、沖縄に移住。>
と記される。

 本文を読んでみると、動植物、生き物全般が大好きで、大学は
千葉大学理学部生物学科、ところが卒業後の進路に困る。

<生物を見て、それをスケッチして"博物誌"を作れる職場なんて、
 あるんだろうか。>(p35 『パート1 僕が何でも拾うわけ)

 そこで思いついたのが教員だが、受けた公立校は、全部断られ、
私立校がひとつ、受かった。

< "飯能(はんのう)"という、それまで聞いたこともなかった場所に、
 その"自由の森学園中・高等学校"はあるという。>
 断るつもりで飯能駅近くの事務所に行ったら、車で学校まで案内された。

< 車は、街を離れ、川沿いの道を山の方向へと向かう。小さな牛小屋
 のわきを通りぬけ、さらに細い山道へと進む。山々に囲まれるように
 して、その学校は建ちつつあった。
  この年(1984年)に新設された自由の森学園中・高等学校は、そのとき
 まだ建設中だったのだ。
 [略]
 こんなに自然に囲まれた場所で教員をやるなんて、いい!>
(p37-38 『パート1 僕が何でも拾うわけ)

 自由の森学園! 元・お客さまの K 氏が卒業生だと、つい数年前に
伺った、あの自由の森学園。webで調べたら、遠山啓の流れを汲む
学校だ。戦後民主主義の精華ではないかしら。

 学習するとは自分の頭で考えることであり、つねに問い続ける行為だ。
 指示内用にすばやく反応して、誰よりも早く正解に達することが即ち、
勉強ができることであり、問いではなく答しか目指さない学校秀才には、
決して向かない教育方針だ。彼らの目には、コストパフォーマンスが悪い
とでも映るだろうが。

 なんてことを考えながら、タヌキの死体を煮て骨にして、骨格標本を作る
話を読む。

 
     (盛口満『僕らが死体を拾うわけ』 ちくま文庫 2011初 J) 

9月3日に続く~





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

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by byogakudo | 2018-08-31 22:07 | 読書ノート | Comments(0)