猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ

2018年 09月 12日 ( 1 )


2018年 09月 12日

サイモン・ブレット/堀内静子 訳『連続殺人ドラマ』読了

e0030187_1062046.jpg













 そういえば薄味の作家だったと、ブログ内検索して自分で
書いた感想文を他人の記憶のように読み直し、なんとなく
思い出す。
 記憶は騙る? 騙られっぱなし、だなあ。

 ブログ内検索によれば、売れない役者、チャールズ・パリス・
シリーズは、『死体つき会社案内』(2010/12/20)と『邪魔な
役者は消えていく』(2016/12/152016/12/17)を読んでいる
ようだ。

 1989年に原作刊行(1990年・日本語訳出版)のこちらは、
当時のイギリスTV業界が舞台。失業期間の方が長そうなチャー
ルズ・パリスが、なんと、連続TVドラマに傍役で出演中だ。

 ドラマの舞台は1930年代のイギリス、主人公はエキセン
トリックな名探偵、パリスはその引き立て役、"クランプ巡査
部長"だ。ミス・マープル・シリーズの柳の下の10匹目の泥鰌
みたいな、時代物の一種である。

 撮影現場は、主演スターが我を通すことで自分の権力を確認
しようとするし、原作者(70歳代)が原作から離れたTVドラマ的
脚色に文句をつけ、プロデューサーは経費節約しか考えず、など
などで、いつも騒々しい。
 名探偵の娘役の女優が事故(?)で死んでも、忙しすぎて、すぐに
忘れられてしまうような火事場の中、傍観者的に生きるチャールズ・
パリスだけが彼女の死について考える。殺人ではないか、大根女優
ではあったが、みんな、あまりに冷たいのはなぜだろう、と。

 『連続殺人ドラマ』というミステリの舞台がTV業界に設定され、
その中にまた、原作(コージー・ミステリ)とTVドラマ化という
二重の舞台設定がされる。大きく引いて見れば、鏡の中に鏡像が
続くような構成である。自ずと成るメタ・ミステリだ。
 但し、読んでいる間は、TV界は世界中どこでも躁病的だなとか、
ロンドンみたいなところでも街なかでのロケには苦労するのかと、
思うくらいだけれど。

 サイモン・ブレットは、もう少しケレン味があってもいいのかな。


     (サイモン・ブレット/堀内静子 訳『連続殺人ドラマ』
     HPB 1990初 帯 J)





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

by byogakudo | 2018-09-12 21:48 | 読書ノート | Comments(0)