猫額洞の日々

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2018年 09月 19日 ( 1 )


2018年 09月 19日

吉村昭『縁起のいい客』読了

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 ヨタローでかなりヤクザなわたくしが、こんなにカタギな作家の
エッセイを読んでいていいのだろうか、という疑問がときどき起きる
けれども、感じの好いエッセイ集だ。

 能う限り資料が揃わないと書き出さない歴史小説。執筆時間と、
それ以外の時間とを区別して、規則正しいきちんとした生活を送る
吉村昭である。

 ふだんでも観察眼を働かせ、
<自分の周囲に多くの触手をのばしていて、小説の材料になるものは
 ないか、と絶えず探っている。その触手に、小説の素材にはならぬ
 もののエッセイの材料として恰好だというものがふれることがある。
 ダイヤモンドを探していて、エメラルドを見出すような感じである。>
 (p153『▼エッセイは事実です』『エッセイは事実です』)

__だから、エッセイに書いたことはすべて"事実"であると、リアリスム
の小説家である吉村昭は述べる。そういう文学的立場の作家なのだと、
ヨタローなりに理解して楽しむ。

 同じ『▼エッセイは事実です』の次の一篇は、『「雪国」の町』。
 吉村昭は、気分転換と仕事をまとめる場所として、越後湯沢にマンション
を買った。
< 人口密度の高い東京の下町で生れ育った私は、人気のない高原など
 の林の中に建てられている家に住む気にはなれない。>(p159)けれど、
越後湯沢の
<マンションの附近は温泉街の飲食店、商店が道の両側につらなって>
(p160)いる"町"だ。だから過ごせる。

<窓からは四季それぞれに彩りを変える山々が見え、ロープウェイの
 ゴンドラが交叉するのも望める。>(p161)

__なぜここを引用したかといえば、"ロープウェイ"である。新聞記事に
多く見られる"ロープウエー"ではなくて、折り目正しく"ロープ""ウェイ"。
TVニュースで聞こえるのも"ロープーウエー"で、耳にする度に、わたしの
頭の中では"陋風宇衛"と漢字変換される、あのしだらない"ロープウエー"
や"ロープーウエー"でないことに、どれほど安堵することか。
 もし、"マンション"でなく"集合住宅"と書かれていたら、握手を求めた
かもしれないと、ヨタローが小うるさくって失礼。


     (吉村昭『縁起のいい客』 文春文庫 2008年3刷 J)



 ヘイトスピーチに言論の自由を持ち出すのは居直り強盗の手口だが、
強弁を抛っておいてはならない。『新潮45』は廃刊すべきだろう。
 星野 智幸

 「東京新聞」が聞き捨てならない安倍晋三・発言を取り上げないのが
不可解だけど、しつこく引用しよう。
「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことはない。
ご家族の方がそういう発言をされたのは承知している」



呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2018-09-19 21:43 | 読書ノート | Comments(0)