猫額洞の日々

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カテゴリ:雑録( 1200 )


2006年 07月 27日

亜湖さんの告知を忘れていた

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 まず忘れないうちに、女優の 亜子さんからの告知を書いておこう。
 
   彼女が所属する、演劇実験室●万有引力 第43回本公演、
   幻想肉体詩劇 ブラック イン ザ ダーク が前売り中です。

 猫額洞入り口にもチラシが貼ってあります。レジにお申し付け頂きますと、
亜湖さんに連絡して、一般 ¥3300 が学割の¥3000 になります。

 公演は9月21~24日、笹塚ファクトリーにて。詳細は万有引力HPをご覧下さい。

 というお知らせを、うっかり忘れていました。よろしく。

 昨夜はなぜか、「銀座百点」(それも04年度版)を読む。買取本中に
2-3冊あって、店で眺めていたら、なかなか愉しかったので持ち帰り、熟読。
 これだけ空気が変らない雑誌もめずらしくはないだろうか? 取り上げられた
役者や小説家たちは、勿論いま活躍中の人々なのに、むかし目にした「銀座百点」を
読んでいるときと、同じ感想を抱いている。

 版形が変らない、レイアウトもほとんど変らない(ように見える)のが、時差を
感じさせない秘訣かしら? そんな中に、高橋睦郎選の「銀座俳句」やクラフト・
エヴィング商會のイラストレーションが、むかしからって顔して静かに収まっている。
 銀座が時代とともに変りながらも、変らない何かが続いているのと同じ秘密が
ありそうだ。
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by byogakudo | 2006-07-27 14:18 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 21日

長い梅雨

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 風に霧雨が舞う中、神保町へ。傘なしで歩き続けるとしっとり濡れて風邪を引き
そうな、いやな天気だ。Sはカメラを持って出たけれど、結局撮れなかった。

 帰るさ、7月初めに出ていた筈の「文藝」を立読みしようと東京堂へ寄る。「新潮」や「文学界」はあるが「文藝」は見当たらない。図書館で読むしかないか。鈴木創士氏による いしいしんじ論「『恐るべき子供たち』再説」を読みたかったのに、新刊書店に
行かないから、こんなことになる。
 Sが文庫棚を見ながら、「杉作J太郎のとなりが柴田宵曲だよ、ちくま文庫だけど」。
五十音順だからそうなっても不思議ではないが、さすが ちくま文庫。大好きだ。

 5月の連休が終わって以来、まともに晴れた日がないような気がする。客足という
言葉は遠い彼方にあり、買取本の整理がなかなかできずに溜めているのに、それでも
あなたは本の買出しに行くのか?と、自問自答して、それでもやはり出かけて行く。
だって他に愉しみがないから。週に一度の買出し日があるから、なんとか1週間
やって行ってるようなものだ。呪われているのだろうか。
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by byogakudo | 2006-07-21 20:25 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 14日

ほんとに五反田に行ったの?

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 お暑うございます。死にそうでした。皆さま、ご無事でしょうか?

 暑くて目が覚め、昼過ぎに五反田到着。寝不足で頭が廻らない。あの五反田に
来ているというのに、1階で1冊しか買わないなんて・・・予算を水曜日の大量の
店買いに使っていたせいもあるけれど、信じられない。
 2階でも数点買いのみ。少しでも陽射しを避けようと、地下通路を通って目黒川先の
タリーズへ。帰りにSはやっぱり写真を撮る。部屋に戻ったら3時だった。ほんとに
行ってきたのかな? 本が証拠としてあるから、行ってきたのでしょう。

 昨夜、「一丁倫敦殺人事件」(日影丈吉 トクマノベルズ 81初帯)読了。おとなしく
言いつけに従っていればよかったと、多少の後悔はあるようだが、決して悪くは
なかった。あんまり成功作・名作だとも思わないが。
 都市小説として読んだから、それでいい。付箋をはさんでいた 引用したい箇所も
あるけれど、疲れているので止める。今夜は、いよいよ「地獄時計」。
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by byogakudo | 2006-07-14 18:06 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 09日

湿気にやられる

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 (近所の建物、クリックすると拡大します。)

 昨日の予告?通り、新着本欄トップ に追加しました。よろしく。

 湿気と熱にやられて、今日は早めに閉めよう。地下鉄の階段昇り降りが
楽になったニンニク卵黄効果も、今日の湿度には敵わない。ちょっと作業しては
休んでいる。

 今朝の東京新聞 読書欄に、「パリ モダニティの首都」(デヴィッド・ハーヴェイ
青土社)の書評があった。評者は鈴木創士氏、びっくりするほど穏やかな筆致で
本を紹介されている。
 昨夜「ヴァン・ゴッホ 社会による自殺者」を2-3頁読む、というより眺める。
生きのいい日本語だ。一息で読むべきだろう。たぶん明日あたり。
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by byogakudo | 2006-07-09 15:49 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 06日

「顔認証システム」実験

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 昨日のトップニュースはミサイル発射ではない、「顔認証システム」実験が
すでに行われた ということではないか。
 以下、7月5日付け東京新聞朝刊 特報欄の記事を要約する。

<国土交通省所管の財団法人・運輸政策研究機構の国際問題研究所が主宰し、
 国交省鉄道局/東京地下鉄/NTTコミニュケーショズも加わった
 「顔認証システムを用いた新規カメラ研究会」により、
 5月1日から19日まで、一日2時間、
 東京メトロ霞ヶ関駅 改札口一部を使い、
 最大 一日40人のアルバイトを動員して、「顔認証システム」実験が行われた。>

 「顔認証システム」別名「人間Nシステム」は一卵性双生児も識別できるらしい。
実験にはオブザーヴァとして警視庁も参加。

 5月18、19日は抗議行動で実験は中止されたが、必要なサンプル数は集まり、
担当者によれば「結果はおおむね成功の感触」という。
 最終的な結果や発表する範囲は、これから検討する模様。

 昨年11月、研究者11名が実験中止を運輸政策研究機構に求めていた。反対する
理由は、
<「実験は当然、システムの導入を前提にしており、そのためには国会内外での
広範な論議が必要なのに、それを避けた。実験室ではなく、わざわざ駅で実験したのも
既成事実づくりだ」>

 運輸政策研究機構は、
<「駅での実験は、照明や電車の走行の影響などを考えると必要だった」>
 国交省は、
<「あくまで技術的な実験。具体的な導入については、検討にすら至っていない」>
とそれぞれ説明している。

 生体識別システムではないが 監視カメラの氾濫するイギリスでは、昨年2月
英国政府が<「監視カメラの台数と犯罪件数には相関関係はない」と発表した。
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by byogakudo | 2006-07-06 13:43 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 05日

驟雨のあとさき

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 午後早く、お師匠さんが見廻りに来てくださる。サラ・コードウェルは
第一作がある筈だけど、まだ見つからないので その内とのこと。

 不肖の弟子がすかさず別の相談事をもちだす。
 「日影丈吉が3冊売れてその後、何を入れれば、グレイドを保てるでしょう? 
何か1点売れると、少なくともそれと同じか、それ以上の本を入れたいという
野心がふつふつと沸き起りまして・・・。」

 お師匠さん 莞爾として、
 「そりゃあ もっともだ」しばし考え、「よし、あれにしましょう」
ということで、日曜日頃に何か持ってきて頂ける。乞うご期待。

 沛然たる驟雨もおさまった夕方6時近く。どなたか入ってきて下さらないかと
祈る古本屋です。
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by byogakudo | 2006-07-05 15:13 | 雑録 | Comments(0)
2006年 07月 03日

プロフェッショナル

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 電話があって在庫確認されてからいらしたお客さま。ある年齢以上と
お見受けして、早速 聞き取り調査?にかかる。いつか昭和22年の新宿二幸と
食のデパート・聚落の謎が解ける日がくるかも知れない。

 彼は昭和22年、いまの新宿高校に通っていらしたという。当時の旧制5中か6中、
米兵目当てのパンパンガールの群を縫っての通学だったそうである。

 結論をいえば、二幸の並びは例の尾津組マーケットで占拠された通りで、
何でも売ってる闇市の中、二幸も食品だけでなく、売れるものなら何でも売る筈で、
従って本も売られていておかしくないということだ。
 聚落の曵家工法については、彼もまたご記憶されてない。ビル1個がしずしずと
曵かれて行くシーンを、誰も記憶してないなんて・・・彼のお父さまがご存命なら、
新宿界隈に詳しくて、お答え頂けたかも知れないそうである。残念、今回も空振り。

 お客さまは、古書展示即売会歴40年と仰る。こんな方の前で、わたしは古本屋です
なぞと称してよいものか、悩む。
 昔は各地の古書展にも行かれていたが、さすがに今では、神田・高円寺・五反田
古書会館だけだそうで、それでも毎週 午前中の列に並ばれる・・・! ますます
肩身が狭い。古書展だけでなく、街の古本屋にもこうしてお出かけになる。
 彼はもしかして、「ああ、あの方ね」と古本屋なら誰でも知ってる
プロフェッショナル・お客さまでは あるまいか。
 また、お話を伺えるといいな。
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by byogakudo | 2006-07-03 15:49 | 雑録 | Comments(0)
2006年 06月 29日

「7月のMeg」の注 他

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 一昨日書いた「7月のMeg」であるが、美咲歌芽句さんから急ぎ 注意メールを
もらった。彼女の持ち時間は10分足らずであると。
 彼女の出番は少ないけれど、21日(金)は、鳥井賀句氏の講演や映画
「ブライアン・ジョーンズ:ストーンズから消えた男」同時上映があり、
22日(土)はDOLLSの最新映像上映予定!だそうである。ファンは行くべし、
そして美咲歌芽句に出会おう。

 6月25日「ライヴ『東京風物名物誌」」の続きになるが、昭和22年の
新宿二幸をご存知ではあるまいかと、また別のお客さまにお訊ねしてみた。
(こうなったら、ある年齢以上のお客さまに片端からお訊ねして行こう。いつか
どなたか思い出して下さるかも知れない。)

 彼は二幸は憶えていらっしゃらなかったが、戦災で残った聚落ビルの引越
光景を話して下さった。昭和22年頃だそうである。
 新宿大ガード近くにあった地下1階地上3階 コンクリート造の聚落ビルを、
地下の分だけ穴を掘ってはコロを使って引っ張って行く曳家工法で三越裏まで、
2-3ヶ月かけて引越させたそうである。
 焼け野原に闇市のテント?が並び 人だかりで混雑する中を、穴を掘って
建物1個分進んでは掘った穴を埋め、また穴を掘って進む。たぶん物資不足の頃
だから、新しいビルを建設するより曵家の方がやりやすかったのだろうか。

 だが彼が16-17歳の頃、たしかに毎日見ていたこの光景なのに、誰に話しても
知らない・憶えていないと言われるそうである。みんな買出しに忙しくて記憶に
留らなかったのかしら? 大きな建物が群衆の中をしずしずと移動される、すごい
風景だと思うけれど。

 ただ、あとで「東京風物名物誌」の新宿の地図を見ると、三越裏にあるのは
旅館 聚落で、高野フルーツ・パーラーと高野果実店の裏が食堂デパート 聚落だ。
この本は昭和27年時の情報であるから、22年当時とはまた違っているだろうが。

 今日の目黒川写真と、5月28日本郷館写真とは、クリックすると拡大します。
素人魂〜特濃魚汁〜氏に感謝!
  
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by byogakudo | 2006-06-29 12:58 | 雑録 | Comments(1)
2006年 06月 28日

マレビト来たりて

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 今日も湿気と熱気がひどい。誰も入ってくる気配もなかったのに
白いカーテンが開かれ、お客さま。わたしは10年ぶりくらい、Sは20余年ぶりの
鈴木創士氏だ。
 「びっくりさせようと思って、連絡せずに来ました」

 驚く。お目にかからなかった時間が圧縮され、徐々に解けて行く。三人で
ひたすら話し続けた数時間だった。過去と現在とが交錯し現前する。
 彼がお元気そうで、とても嬉しかった午後。
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by byogakudo | 2006-06-28 19:14 | 雑録 | Comments(3)
2006年 06月 25日

ライヴ「東京風物名物誌」

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 写真は一昨日の五反田風景、大崎電気五反田寮。いちばん上の部屋が見てみたい。
広間だと思う。見学させてもらえないだろうか。

 当店向いの食品店 大旦那さんは95歳! ワゴンを出しながらお喋りしていたら、
白木屋の火事を目撃されたそうである。これは伺わなくっちゃ。

 当時彼は、日本橋の海苔屋さんに奉公していたが、どこからともなく
「白木屋が火事だ!」の声が聞こえてきて、駆け出した。

 7階建てビルの火事なので類焼はしなかったが、いわゆる火の手が上がる火事を
不謹慎ではあるがワクワクしながら見るのと違って、ただ何とか助かってくれないか
と手に汗握って見守っていたそうだ。
 窓ガラスがゆがんだと思った瞬間、窓から火が噴き出す。彼自身は目にしなかった
けれど、反物をつないでロープにして降りようとした女性が、途中の窓から出た火が
その反物ロープに引火、女性は墜落死した。

 白木屋の火事以来、日本女性が洋装下着を身につけるようになったのは
よく知られているが、近くの布団店・西川と伴伝(大旦那さんは「番伝」と
仰っていたが)が、商品であるお布団を運んできて、マット代りに提供した話は
初めて知った。日本橋商人の伝統や気質が感じられる。

 昨日書いた昭和22年新宿二幸の有り様を、もしやご存知でないかとお訊ねしたら、
それは憶えていらっしゃらなかった。店の棚から「東京風物名物誌」を取出して
お見せしながら更に伺いたかったけれど、開店時間がとうに過ぎている。次回!
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by byogakudo | 2006-06-25 18:13 | 雑録 | Comments(0)