人気ブログランキング |

猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ

<   2018年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧


2018年 12月 01日

ドナルド・オグデン・ステュアート/浅倉久志 訳『ハドック夫妻のパリ見物』読了

e0030187_19274754.jpg













 写真は9月23日の白山で。閉店した(?)スナックバーの
ショーウィンドーだったか。


 1980年前後、レトロスペクティヴ傾向が見られた。戦前、1920
年代から40年代ころのファッションがアレンジされて流行ったり
(流行らそうとしたり)、アール・デコが注目されたり、つまり、
あれも生活面に於ける近代の始まりを見直そうとする動きだった
のかしら? 

 1978年、『ハリウッド・バビロン』(ケネス・アンガー/堤雅久 訳
クイックフォックス社)、『ハドック夫妻のパリ見物』(ハヤカワ文庫)刊行。
 1984年、『優雅な生活が最高の復讐である』(カルヴィン・トムキンズ/
青山南 訳 リブロポート)刊行。
 1985年、『こわれる』(ゼルダ・フィッツジェラルド/青山南 訳 晶文社)
刊行。

__と、まあ、自分の読書歴で当時の風潮を推し量ろうというのも、無茶、
無謀、僭越だけれど、わたしの歴史認識では、フィッツジェラルドが復活
(?)したりする、懐古的な、そういう時代だった。
 しかし、セゾン・グループぽいラインナップだな...。

 原作は1926年刊。アメリカの田舎もの、ハドック氏が妻(夫妻は50歳
前後)と生意気な娘(10歳)を連れてパリを訪れるが、パリで知り合った
人々の多くが、アメリカ人なのではないか(一見、パリジャンやパリ
ジェンヌみたいだが)と思われるし、観光名所を全部見て廻ろうと悲願
をたてるも、娘は寝込む、妻は看病しながら編物を始める、あえなく潰えて、
ハドック氏は、ひとり、どたばたとパリを駆け巡る。
 田舎ものの新鮮な眼差しで、パリのアメリカ人のスノビスムをからかう、
コメディ。
 そのまま映画にできそうな会話のやり取りやシチュエーション満載だが、
作者は脚本家でもあると『訳者あとがき』にある。そして、作者の回想が
紹介される。

< 1924年にパリへ渡ったあと、わたしは[略]『不思議の国のアリス』
 か、マルクス兄弟の喜劇に似たものを書こうと、心を決めた。こうして
 『ハドック夫妻の洋行』[注:『ハドック夫妻のパリ見物』の前作]は
 生まれた。それを(オテル・モンパルナスの小部屋に坐って)書くのは、
 とてもやさしい仕事だった。それ以上に楽しいのは、毎晩、その日に
 書き上げた分を持って、プラス・サン・ミシェルに住むジェラルド・
 マーフィ夫妻を訪ね、夫妻の作ってくれる魔法のカクテルをちびちび
 やりながら、そこに集まる友人たち、アーネスト・ヘミングウェイ夫妻
 や、ジョン・ドス・パソスや、ギルバート・セルデスに、自作を朗読して
 聞かせることだった。 
  あれはわたしの過ごした最も幸福な一夏だったと思う。>(p257)

 この本の扉にも、<ジェラルドとサラ・マーフィに>の献辞がある。


     (ドナルド・オグデン・ステュアート/浅倉久志 訳『ハドック夫妻の
     パリ見物』 ハヤカワ文庫 1978初 J)





サイコパスどもが__滅亡 亜屁沈臓/滅亡 汚池腐裏子/
呪 共謀罪=ネオ治安維持法/滅亡 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF






..... Ads by Excite ........

by byogakudo | 2018-12-01 21:48 | 読書ノート | Comments(0)