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2019年 04月 30日

斎藤美奈子『趣味は読書。』でデトックス

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 写真は、4月18日の誓教寺で。


 千田稔『華族事件録』の胃もたれする退屈さを一時的であれ
解消しようと、斎藤美奈子『趣味は読書。』を読む。

 1999年7月から2002年10月まで、平凡社の『月刊百科』に
連載された斎藤美奈子のベストセラー・レポートは、2002年に
平凡社から単行本刊行。
 2007年にちくま文庫に入る際、6篇、その後のベストセラー
批評が加えられた。

 20世紀末から21世紀初頭のベストセラーと共に振り返る現代史
である。文庫化された時からも12年経った。
 わたしたちの古本屋時代に重なるころなので、ベストセラー本の
タイトルだけは知っているが、どれも読んでいない(でも、入荷
すれば店頭に並べた。売れたわけではない。ほとんど読書人口の
見当らない地域に出店したから当然だけれど、新し目のベストセラー
といえど、売れなかった)。
 そういう、ベストセラー・非読者のためのレポートである。

 前書きの『本、ないしは読書する人について』より__

< 毎日新聞社の『読書世論調査』(2002)によると、18歳以上の
 男女で「本(雑誌・マンガを除く)を読む」と答えた人は59%。
 [略]
 1か月に読む単行本の冊数は、0冊が38%でいちばん多く、2位が
 1冊で23%である。2冊以上の人は14%だった。>(pp15-16)

 ジャンル別読書傾向では、
<「趣味・スポーツ」が1位でダントツに多く、2位が「健康・医療・
 福祉」。3位は「日本の小説」だが、4位は「育児・料理・生活」
 である。>(p16)

 斎藤美奈子は、
<人口のざっと1割強__これが実用書まで含めた「習慣的に本を読む
 人=読書人口」の実態に近い数字ではないかと思う。>(p16)
__なんとなく納得できる数字だ。

<(財)自由時間デザイン協会(旧余暇開発センター)がまとめた
 『レジャー白書2002』(2002)>の<「余暇関連企業の動向」>
によれば、

<書籍(新聞・雑誌を除く)の市場は9930億円。ざっと1兆円規模の
 産業である。ちなみに、パチンコ・麻雀・テレビゲームなどのゲーム
 産業には15兆円、競馬・競輪・競艇などのギャンブル産業には7兆円
 の市場がある。全余暇関連産業83兆円のうち、書籍産業は、1・2%
 にすぎない。>(pp16-17)
__そういうマイナーな産業の最後尾に携わっていたのだと、これにも
納得。いま、納得しても仕方ないが。

 おそらく、高齢で昔風の教養ある読者層が対象の連載なので、一冊の
ベストセラーの周辺事情を丁寧に解説し、出版に至るまでの構造分析が
試みられる。

 『5 大人の本は「中学生むけ」につくるとちょうどいい』の、
"『海辺のカフカ』村上春樹"の、"昨日今日のファンの読み方"
から引用__

< 真偽のほどは不明だが、最近の若い人は比喩と伏線が読めなくなって
 いるのだそうだ。比喩が理解できなければ詩が読めず、伏線がわからな
 ければミステリが読めない。けれども、彼らは瞬間瞬間がおもしろければ
 よく、前後は気にしないという。SFではなくファンタジー、ミステリでは
 なくホラーに読者が流れているのがその証拠だというのである。
  その伝でゆくと『海辺のカフカ』は、なるほど逆に「読める」のかも
 しれない。この小説の特徴は、こんがらかった比喩と伏線が最後まで
 解けないことだ。旧式の読書法に慣れた人々はそこにイライラするわけ
 だが、前後関係に興味がなければ、べつにこれでも構わない。>(p297)

__"前後関係に興味がなければ"って、さらっと恐ろしいことを言う。
 でもこれは、いまの安倍晋三や菅義偉の非接続あるいは反接続言説に
繋がる状況ではないかしら。


     (斎藤美奈子『趣味は読書。』 ちくま文庫 2007初 J)





サイコパスども__
滅亡 亜屁沈臓/滅亡 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/滅亡 吐爛腐・
夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

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by byogakudo | 2019-04-30 21:39 | 読書ノート | Comments(2)
2019年 04月 29日

東日暮里で行き暮れる(2019/04/28)

e0030187_2139820.jpg













 一夜明けて、S曰く、疲労完敗。疲労を主体とすれば、疲労乾杯。
昨日は、知らない町で行き暮れたのだった。

 いつものように、大江戸線・新御徒町で降りる。そのまま北の方へ、
見知った町々を歩いてゆく。元浅草、東上野、北上野、言問通りを
渡って、コロラド入谷店でひと休み。そこまではよかった、さらに北を
目指さなかったら。

 でも、知らない町にも足を踏み入れたい。いま、パソコン地図を見て
みると、コロラドからやや北西に進んだようだ。

 根岸4-18辺りで初猫。お家の車の横にきちんと坐って、人待ち顔だ。
声をかけたら、あれこれ鳴いて説明する。たぶん、ごはんを訴えている
ようだが、いつも手ぶらですまぬ、外猫さん。
 この近くでも、二匹目の外猫がお家の脇に坐り込む。猫を見かけやすい
道幅だ。根岸5-11辺りに、酒井抱一住居跡・プレート。
 根岸の里の跡といわれても、新建材・住宅に席巻されつつある。

 荒川区と台東区の境目なのか。
 日暮里上宮病院の近く、荒川区東日暮里2-29辺りで廃墟、というより
廃家屋を見る。木造平屋。かなり荒れ果てている。

 ここらから、どこをどう歩いたか分からない。カンカン森通りに面した
ドラッグストア、スマイル東日暮里店にSOS。日比谷線・入谷の方向を
教えていただく。店を出て左方向、信号ふたつ目を右に行けば、大体、
入谷駅のある大通りに出る、と。感謝。
 ドラッグストアの向かいには、ユータカラヤというスーパーマーケット。
薬店やスーパーのチェーンも、東と西とではちがう。

 方角が定まったので安心して歩ける。しかし疲れた。ガスト台東根岸店
があった(それしか見当らなかった)ので、休憩がてら早い夕食。

 ぶらぶらする。
 祭礼の幟があちこちで、はためいていた三島神社。「金運上昇」の
キャッチ行灯もあるが、わたしは現世利益を称える宗教が好きではない。
それは宗教のやることではない、と思う。祈りは他者のためにのみ在る。
 下谷2-17、快哉湯(かいさいゆ)という湯屋では何やらイヴェント中__
あ、もうお風呂屋さんではなくなって、イヴェントスペースなのだ。

 日比谷線、丸ノ内線と辿って戻ったが、とくに丸ノ内線が混んでいる。
皆が皆、海外旅行や国内旅行や帰省に時間とお金を遣うわけではなく、
都内をあちこちするひとも、結構多いようだ。

 今日は高円寺の方へ用事があって、歩きすぎた昨日のクールダウンを
兼ねて行ってきたが、地下鉄・新高円寺からJR高円寺へかけての商店街は、
かなりラッシュ。
 アニマル洋子に数名。若い女性が単行本の棚に張りついて背表紙を読んで
いる。
 先週、都丸書店で買い控えた斎藤美奈子『趣味は読書。』(ちくま文庫)を、
やっぱり買い足す。

 千田稔『明治・大正・昭和 華族事件録』が、まだ半分弱、残っている。
ここで中断すると、結局そのまま本を閉じることになりそうで、しかし、
読み続けてきても、何も頭に残らない。
 面白く読んでも、すぐに記憶から消えてしまう昨今なのだが、読んでる端
から上書き消去される本、というのもなあ。
 27日(土)、コンコ堂で、『フレンチ警部最大の事件』(創元推理文庫)を
買った。何となくうっすらと感じないでもなかったが、その場で記憶が甦らず、
部屋に戻ってブログ内検索して既読と確定したのだが、『華族事件録』は、
そういう忘却とは異なる、身体が拒否するので忘れてゆく感じ。





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by byogakudo | 2019-04-29 21:14 | 雑録 | Comments(0)
2019年 04月 28日

すでにして疲れる

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 写真はずっと横浜が続く。

 昼前に美容院へ行って、午後は東へ出かけたら疲労困憊。
戻ってきて、数独をふたつ、やさしいのと少し面倒なのとを
解いて、やっと頭の疲れは取れる。
 地下鉄は丸ノ内線だけ混んでいる。支線を含めて、丸ノ内線
沿線の人口が増えているのかしら?





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by byogakudo | 2019-04-28 20:41 | 雑録 | Comments(0)
2019年 04月 27日

(1)千田稔『明治・大正・昭和 華族事件録』半分ほど

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 今日の写真も、大川ではなくて横浜で


 半分まで来たけれど、スタイルのない文章を読むのは、ほんと、
苦痛である。
 もちろん、『ハリウッド・バビロン』的なものは期待していない。
近年、近現代史が知りたくなったので、新聞記事などの資料から読み
解く、華族のスキャンダル史__公家はいたけれど、華族は明治以後
に作られた階級だ__と、理解して読み出したのだが、一般向けの本
だからって(だからこそ)、こんなに文体がなくて通用するのか?

 さらに、ひとつの事件/できごとについて書かれた、手に入る限りの
新聞記事を参照して、起きたことを再構成する際に、著者のコメント
は必要かしら?
 できるだけ、その当時の人々の受けとめ方(マスコミも含めた、大衆
の意識)に沿って記述することに努めた方が、現在とのコントラストが
はっきりして、効果的ではないかと、わたしは思うが、著者は事件への
感想を言いたくなるようだ。

 で、著者・千田稔の感想(コメント)はといえば、どうも、オバチャンが
近所の噂を触れ回ってるときの、識閾下の正義感がある。スキャンダル史
を書くときに勧善懲悪・説に立っても、しょうがないとは思わないのか? 

 彼が評価するのは、スキャンダルを上書きするほどの働きを見せ、おイエ
の存続や復興に成功した人物。おイエの恥を引き起こした当事者は、一片の
同情もかけられず、断罪される。
 おイエ大事なので性差別をする。同じような不倫行為であっても、男の側
には事情を酌み、女がやると切り捨てる。

 『第三章 華族の不倫、放蕩、散財』で、吉井勇と妻・徳子について、

<やがて勇は結婚生活にも慣れ、再び歌人としての歌材を外に求め
 ようとする。すると、勇は自分の歌風が家庭生活と合わぬことに
 気づく。だからといって、歌材を外に求めることを止めるわけにも
 ゆかず、勇は再び酒と女に歌材を求めて花街に遊ぶようになる。
 ほどなく、今度は徳子が結婚に幻滅を抱き始める。
 [略] 
 彼女は初めは長男滋に慰みを求めたが、夫が遊ぶならば、私も遊ぼう
 と、いつしか夫への反撃の気持ちが強くなる。
  彼女は夫が芸術のために遊興することを到底理解することはできな
 かった。
 [略] 
  自分の遊興には歌材を求めるという名分があったつもりだが、徳子
 遊興の責任の一半は自分にもあると思ったのか、勇は当初、放任する。
 しかし、妻の不貞の噂が出てくると、勇は動顛(どうてん)する。勇は、
 遂(つい)に徳子に自省を求めるが、やはり勇の歌材探求という名分を
 理解しようとしない徳子には、勇の戒めはあまり説得力はなかった。>
(pp130-131『2 次女、伯爵吉井夫人の不倫』)

 藝のためなら女も泣かす、とかいうマザコン丸出しの歌謡曲の歌詞が
あったと思うが、このときの吉井勇は、まさにこの状態だったと、千田稔は
言いたいわけか? 

 著者は元々、性差別的だったのだろうか? それとも、華族史を研究して
いるうちに、いつしか華族的価値観に囚われてしまったのか、スパイがいつ
しか二重スパイに陥るように?

 不思議なことに、岡田嘉子と竹内良一について(『男爵外松(とまつ)家
嗣子の恋の逃避行』)は、千田稔の筆が優しい。両者に同情的である。

 『はじめに』という前書きで、
<社会科学の対象とする人間と、文学、哲学の対象とする人間とは異なる
 ことは十分に承知した上で、社会科学の研究の根底として人間を研究して
 きた。>(pp11-12)
と自負するが、岡田嘉子と竹内良一の関係を記す文章は、どう見ても小説的
想像力の展開である。
 華族のスキャンダル史を読むつもりが、著者の心理を読む方に傾いてしまう。
 わたしは何を読んでるのだろう。

 わたしも日本語が怪しいが、編集者は誰も、著者の

<「汚名を挽回(ばんかい)」>(p128『第三章 華族の不倫、放蕩、散財』
『天皇従兄弟(いとこ)、妹と娘に手を焼く__伯爵柳原良光の懊悩(おう
のう)』)や、

<六男勝男は兄達の汚名を挽回(ばんかい)して、戦後の昭和三十九年まで
 生きる。>(p202『第三章 華族の不倫、放蕩、散財』『IV 華族子息・
息女の放蕩(ほうとう) 元帥(げんすい)大将家は放蕩・家出で消滅、動揺』)
のミスに気がつかなかったのかしら? それとも今では汚名は返上せずに、
挽回すればいいことになっているのか?

 
     (千田稔『明治・大正・昭和 華族事件録』 新潮文庫 2002初 J)

5月1日に続く~





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by byogakudo | 2019-04-27 21:48 | 読書ノート | Comments(0)
2019年 04月 26日

マイケル・ニッケ写真展 UNPLUGGED+α

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 写真は、23日(火)の横浜で。定休日で閉まっていた、海洋会館
地下、Rising Sunというヴィンテージストア入口。

 昨日は、喫茶[ε]へ行って、おしゃべりしてから、青梅街道を渡り、
冬青社ギャラリーへ、マイケル・ニッケ写真展 UNPLUGGEDを見に。

__この廃飛行機・写真(Island | Iceland # 35)は、アルミ版への
インクジェット印刷らしいが、割れた窓を通す光が、ナチのオリンピック
大会を思い出させる。
 窓をよく見たら、下地のアルミが見える。

 他のアルミ版印刷作品でも、個所個所に下地が覗く。でも、引っかいて
取り除いたわけではないそうで、どうやって、こんなエッチングと写真の
ハイブリッドみたようなことが可能なのだろう?
 Island | Iceland # 27という、うつくしい砂浜の写真では、砂の盛り
上がった部分の影、襞が、本当にフェティッシュだ。

 普通の(?)印画紙にプリントされたパノラマ写真では、Spitzbergen |
Svalbard 118275-35
、雪で覆いつくされたリムジンが、かわいい。

 写真が、紙に定着した、印刷された画像ではなく、だんだん工芸作品の域に
近づいているみたいに感じる。平面(二次元)から想起されるホログラフィック
な映像を頭の中に呼び起こすだけでは足りなくて、より手触りのある存在へと
行こうとしているみたいな。

 明日4月27日(土)まで。@冬青社。



 梟通信~ホンの戯言 2019/04/26に引用されていた、【池袋暴走】
容疑者の上級国民度を調べあげていたツイッター民、原子力委員会専門
部会に名前を発見してしまう 2019/04/25

 +池袋を暴走し母娘の命を奪った元通産官僚「記念館」の真偽、も。
 暗澹たる日常。






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by byogakudo | 2019-04-26 21:17 | アート | Comments(0)
2019年 04月 25日

(2)有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』読了(岩阪恵子『おたふく』)

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~4月22日より続く

 写真は、一昨日の横浜税関と大桟橋共同ビル

 宇野浩二『橋の上』以外では、小松左京『大阪の穴』、堀晃
『梅田地下オデッセイ』、岩阪恵子『おたふく』、芦辺拓『天幕
と銀幕の見える場所』が好きだ。
 柴崎友香『火花1/火花2』は、今の若いひとの持つ孤独感が
ストレートに伝わる。もう少し若ければもっと感激したはずだ。

 全10編で少なくとも7編を楽しんだのだから、こんなにフィット
したアンソロジーも珍しい。小説(ストレートノヴェルと時代小説)、
エッセイ、ミステリ、SFと、万遍なく選ばれている。知らない、巧い
作家が、こんなに多いのだ。

 岩阪恵子『おたふく』は、「新潮」1992年6月号初出、講談社
文芸文庫『淀川にちかい町から』収録(巻末に"初出・底本一覧"
がある。当然だけれど、いいなあ)。

 離婚して(というより、元・夫から離婚を切り出されて承知して)、
二人の娘を育てる四十代のヒロイン。ヒロインというより、あんまり
ぱっとしない女(ここも女性、というより女)が小説の一方の主役、
もう片方の主演(?)は"うどん"である。

 狭い横丁の小さなうどん屋"おたふく"は、店舗兼住宅だ。二階に
家族、女ばかり三人が暮らす。勝手口もなく、出入りは店の入口を
使う。両隣、裏とも建て込んでいる。
 小さな町の小さな店、小さな生活のディテイルが細やかに描かれる。
うどんの作り方が、材料の買出しも含めて、丁寧に描写される。
 ささやかな毎日が淡々と綴られるのだが、日常がいつまで続くもの
であるのか、という不安が底に感じられる。

 前にささま書店で、手にとってみて止めた『画家小出楢重の肖像』
の作者だったのか。


     (有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』 新潮文庫 2014初 J)

(1)有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』
(2)有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』


 4月22日(月)に高円寺、都丸書店で、加藤周一『日本人とは
何か』(講談社学術文庫)と、千田稔『明治・大正・昭和 華族
事件録』(新潮文庫)。





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by byogakudo | 2019-04-25 13:16 | 読書ノート | Comments(0)
2019年 04月 24日

数十年ぶりに横浜へ(2019/04/23)

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 昨日は失礼しました。40年ぶり(?)くらいに横浜へ
行ったら予想より疲れてしまい、書く元気が出なかった
ので。

 新宿三丁目から副都心線に乗っかってれば、自ずと横浜に
運ばれると分かっていても、時間がかかりそうなのと、何しろ
都内を出ることが滅多にないので、行きたい気持はあっても、
なかなか実行できなかった。
 都内ではあるが、りんてん舎に行きたいのに、三鷹ねえと、
いまだ行ってないような体たらく。西は西荻窪まで、東は蔵前
辺りまでが、構えないで行ける範囲だ。南北のリミット(?)は、
不明。
 雨降りでなければ、毎日のように出かけて疲労を溜めている
のに、基本が出不精なのか?

 ともかく、地下鉄に乗ってしまった。終着駅の元町・中華街に
到着した。大昔は東横線で、高島町だったかしら、海がちらっと
見えてくると、胸がきやきやしたものだが、白内障手術後の眩しさ
や乱視気味が去らないので、薄いサングラスをかけた目は文庫本に
注がれたまま。
 蔵前よりは乗っている時間が長い、やっぱり。

 遅いお昼にしたいけれど、地上に出てびっくりする。小さな三角形
の旗を手にしたガイドに導かれるツァー客が何組もいる。外国語が
飛び交う。男女の中学生たちが集団で通り過ぎる(下校時間なのか?)。
 天気はいいけれど、平日でしょう? それでもこんなにラッシュして
いるの? 大昔だって、ひとは歩いていたけれど、こんなに膨脹した、
はしゃいだ空気ではなかったと思う。
 銀座や浅草と同じように、横浜は観光地なのだ。知らなかった。

 どこで食べればいいのか分からないので、目に入ったドトールで軽食。
ニューグランドを目指す。超高層がくっついてるが、あの形で残る。超
高層が付かなければ、あの形も残せない、ということか?
 大昔だと、のんきにロビーに上がって行って、友人たちと喋っていたり
したが、今やそんな空気は伝わってこないので、そのまま山下公園へ。

 ここもひとがいっぱい。目の前は海なのに、磯の香は、大川・下流の
方が強いのは、なぜだろう?
 陽射しがある。冬は寒すぎて歩けなさそうだし、この先、夏場は日陰が
ないので歩けない。ぎりぎりの季節である。
 端っこにある白いレストハウスが、こざっぱりと気持よさそうで、今度は
ここで休みたい(が、いつになるかな?)。

 前方に、たぶん、大桟橋が見える。大昔の記憶だと、見捨てられたような
放りっぱなしの施設だったが、今は整備されている。あそこまで歩く体力が
あるだろうか。かつては、戻り道の体力なんて考えなかった。若かったのだ。

 大桟橋方向の、象の鼻パークだったか、高架橋を渡っていたら、左手に
ビルに取り囲まれ身を縮める、横浜税関のドームが見え、その手前にネット
に覆われた近代建築(代々木会館と同じようなルックス)。見に行かなきゃ。

 いいなあ。落着く。大桟橋共同ビル、というらしい。この辺り、写真の
ような、小さな古い、2、3階建てや、せいぜいが5、6階建てまでの昔の
近代建築が密集している。
 角地に、RESTAURANT SCANDIA。これは覚えている。たしか、シルク
センターという建物もあったはずだが...、くるっと振り向けば在ったのか。
 SCANDIAに続いて古いビルが並ぶ。銀座にもあった小さな近代建築たち。

 そのビルの一つで休む。CJ CAFEというお店。旅行してる気分になる。

 横浜開港時の建物に恵まれた界隈を、どうして無神経に高層ビルを
許してしまうのかなあ。神奈川県庁や税関ビルの高さを超えないよう、
規制をかけていれば、どんなに浜風の吹き抜ける、明るく、すっきり
した横浜・イメージが伝えられることか。
 東京駅の周囲といい、日本(/日本人)には都市開発や再開発能力が
欠如しているにちがいない。観光地としての資産価値を思えば、旧市街
に手をつけてはならないって、すぐ分かるだろうに。

 日本大通り駅から戻る。横浜__微妙な距離である。行こうと思えば
行けるけれど、体力のあるうちでないと。





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by byogakudo | 2019-04-24 16:28 | 雑録 | Comments(2)
2019年 04月 22日

(1)有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』4篇/10篇(宇野浩二『橋の上』)

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 ブログのレポート頁に"検索キーワード"という項目がある。
4月15日付けで、<宇野浩二 橋の上>と、検索されていた。
 宇野浩二は好きだけれど日本語作家にも疎いので、二、三作
しか読んでいない。
 そこで、わたしも<宇野浩二 橋の上>、一般検索。有栖川
有栖 編『大阪ラビリンス』で読めると分かり、早速、注文した。
 (結果的に)教えてくださった方、どうもありがとうございます。
冒頭に収録の宇野浩二『橋の上』、とても好きです。

 大阪に行ったことがなく、地理も空気も何も知らないけれど、
水辺のある都会小説として楽しんだ。掘割や運河が出てくると、
それだけでうれしくなる(三島『橋づくし』は、オチが決まってる
でしょ!、と言わんばかりの作者の顔が浮ぶので好きではない)の
だが。

 橋は此処と他処とをつなぐ。橋の上に佇めば、いつでも、何度でも、
失われた時間が回帰する。

 幼い宇野浩二が母にねだって、橋の上の屋台店で食べる氷水__
このときの母子の対話を標準語・翻訳する、用意周到さ。
 いきなり大阪弁の会話を記しては、上方圏外の読者が困惑するかも
しれないから、まず共通語に変換して、彼の世界へ誘う。
 次の初恋の思い出では、芸者になった幼なじみとの会話は大阪言葉
で綴られる。
 甘酸っぱい、ノスタルジックな思い出は、"E__橋"と記される橋の
近くに立つ縞モスリンの電気広告(幼少期からあったが、やがて拡大
版ができる)の描写により相対化され続ける。

<二階建の家ほどの大きさの、黄(きい)な電燈の色の楕円形の中に、
 同じ色で眉毛と、鼻と、そして口とが出来て、[略]お伽話のお月様の
 ような顔になったのである。と見る間にペロリペロリペロリとその口
 の中から真赤な電燈の舌が三度点(とも)って三度消えて、そしてその
 最後の舌の消えると共に、一度に大きな顔全体が消えたのである。二分
 間もすると又つーッと元の楕円形が点るのである、そして前と同じこと
 がくり返されるのである。>(p39『橋の上』『二 初恋』)

 この電気広告の顔は、大阪人(/・宇野浩二)の自己認識像なのか? 
しかしこの批評性は、他処に翻訳なしに通じるほど普遍的ではない。

 日韓併合に伴い、
<朝鮮の有力な人々を御馳走(ごちそう)するために、日本の名所を案内
 して>(p41『『橋の上』『三 朝鮮の客』)
いるときも、真赤な舌を三度も出すものだから、

<我々を御馳走するとか何とか言っておいて、怪(け)しからん! 途中の
 こんな橋の上で、電気仕掛で侮辱するとは!>
((p41『『橋の上』『三 朝鮮の客』)
と、逆効果を与え、急ぎ、取り壊されることになる。

 大東亜共栄圏の独りよがり性にまで、"E__橋"は延びるのだ。


     (有栖川有栖 編『大阪ラビリンス』 新潮文庫 2014初 J)

4月25日に続く~





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by byogakudo | 2019-04-22 21:23 | 読書ノート | Comments(0)
2019年 04月 21日

(3)日夏耿之介『荷風文学』ほぼ読了

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~4月2日より続く

 貧寒な読み手は貧相な読解しかできないが、

<文学者と時勢とには悲愴な運命的聯関がある。国家や時勢が低く
 狭く悪ければ、その聯関の本質は一層悲愴一層壮烈きはまるもの
 となるであらう。>
(p180『荷風の私窩子文学』/初出は1947年)

<リヤリズムをとことんまで打ち貫けば不可思議が浮び出る。この
 実証全盛の今世に、不可思議などを信ずると信ぜざるとに論なく、
 否やを云はせず、自ずから在る物の不可思議が立ち上る。含蓄感と
 いひ、写生象徴といふものの原拠がこゝにある。この西鶴の已に
 我国では上つた高みに近づいた小説は、荷風にも谷崎にも、勿論
 秋声や志賀や上司にも、今日の如何なる創作家にも一篇もない。
 (単なる超自然にすら目をそゝがぬ点では、荷風も谷崎と一致して
 ゐる。)志賀の「雨蛙」の程度のコクのある写生は、一見それと
 見まがふ初心軽率の読者もあるらしいが、あれはそのやうに澄み
 切つた透明な絶技の所産ではない。ただ見る心のまなこがよく澄んで
 ゐた為の文の冴えで、あれは一つの佳き手柄であるが、巧藝の一つの
 極の高さといふものなどではない。矧んやたましひの深みなどでは
 猶さらさらない。>
(pp227-228『荷風 vs. 潤一郎 附秋声』『四 リヤリズムの醍醐味』)

< 荷風は浪曼家ではあつたが、現実を夢みる小浪曼家であり、現実に
 弓を引く底の大浪曼家ではなかつた。現実に弓を引く大浪曼家とは、
 古くはダンテ、ミルトン、近くはマアテルリンク、リイラダンのやうな
 肌合の人物を斥すものであるが、餘りに現世小享楽的にこせついた
 日本人には、過去の間の歴史を漁つてもそんな人物はほとんど見出され
 ない。この点では、偉いなる露伴も同じ滔々たる小型浪曼家の一人たる
 に外ならない。
  併し、この日本の一群の小浪曼家は、同時に皆浪曼的風色つよきリヤ
 リストでもあつた。露伴もその幻想するところのものは現実の夢であつて、
 木星やアトランチスへの憧憬ではなかつた。秋成も馬琴も亦左様であつた。
 浪花や江戸や東京の無双櫺子(れんじ)や肘掛窓や仏蘭西窓から覗いてみた
 世界の覆製本であつても。地球の皮の外側から覗き込んだ壮大な感懐では
 ない。そんなたくましい大浪曼家は、この粟散の辺土には開国已来未だ
 曾て生れたことがない。種子がこぼれて生れても、よくは育たぬ風土の
 契約であつた。>
(pp228-229『荷風 vs. 潤一郎 附秋声』『五 小浪曼家群』)

 巻末に富士川義之による『解説__モダンな隠遁者』がある。

< 何とも不思議なのは、これほどまでに自分を偏愛してくれた日夏への
 言及が、荷風には全く欠如していることである。『断腸亭日乗』を見ても、
 日夏に関しては一言半句の記載も見当たらない。他の随筆や小品なども
 同様である。そのためだろうか、現代の代表的な荷風論の著者たち__
 野口冨士男、磯田光一、川本三郎__の批評書にも日夏の名前は見出せ
 ない。>(p307)
__そういわれれば、たしかにそうだ。なぜか忘れられ、パスされている。


 パソコンで漢字を調べる作業にメゲて、はしょって読み終えた、だめな奴。


     (日夏耿之介『荷風文学』 平凡社ライブラリー 2005初 帯 J)

(1)日夏耿之介『荷風文学』
(2)日夏耿之介『荷風文学』
(3)日夏耿之介『荷風文学』





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by byogakudo | 2019-04-21 22:10 | 読書ノート | Comments(0)
2019年 04月 20日

(2)日夏耿之介『荷風文学』半分強

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~4月18日より続く

 めげずに読み進めているけれど、それにしても読めない漢字が
続くので、パソコンの漢和辞典を頼ってみるが、一昨日も書いた
けれど、知りたい漢字の読みや意味を調べる以前の、漢字それ
自体の打ち込みが大変。

 "罩"を引くためには、まず、これは"何かんむり"なのかを考える。
 この部首が"あみめ"とか"あみがしら"と呼ばれることを、生れて
初めて知る、もの知らずである。部首からさらに+何画かを数え、
やっと、"罩"発見。音読みでは"トウ"、訓読みは"こ"める。

<倦怠の微茫色をそことなく罩めた頽唐的筆触>
(p165『荷風の私窩子文学 一』)
という文なので、"こめた"であろうと見当はつくけれど、辞書を引いて
読み方を確認しながら読んでみようと思って、この篇だけやってみたら、
手間がかかりすぎる。何を読んでるのか分からなくなる。

 文脈から意味は理解できても、読み方があやふやなのは、いい気分
ではないから、一篇くらいは辞書に当たって、自分で鉛筆でルビを
振ってみようと思ったのだ。
 歌吹海(かすいかい)、鴬歌海(おうかのかい)など、ルビした。"私窩子"
は、前に読んだ荷風の何かで"しかし"とルビがあったのだろう、ちゃんと
読めて、もちろん意味は分かる。

 Anna Kavanのペーパーバックを読んでいたとき、mac bookの英英
辞書の頁も開けていたのに似ているが、漢字打ち込みはアルファベット
打ち込みより、ずっと手間ひまがかかる。

< 大正大震災は、その数年前から薄つてゐた思想上の変化と結んで>
(p166『荷風の私窩子文学 二』)
__"薄"は、"ハク"か"うす"いしか知らなかったけれど、この場合は
"せまる"だろうなと辞書を見たら、終りの方に、そう出ていた。
 こんなに薄い日本語で、こんなに長く生きてきちゃって...。


     (日夏耿之介『荷風文学』 平凡社ライブラリー 2005初 帯 J)


 東京新聞・夕刊で、三品信・記者の『能捨(のうしゃ)の書棚』という
コラムが連載中だ。三品・記者が読んで感銘を受けた本とその作者に
ついて記し、読者が感想文を寄せてくれたらその本を贈る(一冊しか
ないけれど)、という本棚の整理も兼ねたプロジェクト(?)である。

 その14回目に、本田靖春の『誘拐』が取り上げられている。"吉展
ちゃん事件"だ。
 
<犯人の逮捕に失敗した警察が、失態の責任を家族に負わせる
 ような発言をするなど、家族は二重三重の辛酸をなめる。
  ことに恐ろしいのは、事件や事故の被害者を「おまえにも
 落ち度があった」と責めるこの国の悪弊、心の闇だ。当時、
 家族にこんな匿名の手紙が届いたのを、本田さんの取材は
 つかんでいる。犯行の折、男の子が自宅近くの公園で水鉄砲
 遊びをしていたことを指したものだという。"公共の水を手前
 勝手に使うから、そういう目にあうのだ">

__日本人が残忍酷薄なのは今に始まった、あるいは小泉政権
時代の自己責任論以来のことではなくて、ずっと残忍酷薄だった
のだ。弱い、苦しい状況に立たされたひとに向かって、わざわざ
石を投げる、野卑な性格が、一部には確実に続いて在るのだろう。
 貧乏の伝統なのか?





サイコパスども__
滅亡 亜屁沈臓/滅亡 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/滅亡 吐爛腐・
夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
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by byogakudo | 2019-04-20 21:05 | 読書ノート | Comments(0)