2018年 06月 14日
いまブログ内検索してみて驚いた。S は2012年12月2日に行って いるが、わたしは義母と S と三人で行った2011年11月15日以来 なのかしら? 他にも行ってるけれど書いてなかっただけかしら? もう記憶に 自信がない。 2011年11月15日に、 <帰るさ、病院と養老院の建て替え掲示を見つける。6階建て・地下 1階だったか。本館と中庭と礼拝堂のあるスペースには、手をつけ ないでくれるといいのだが。> と記した病院が、建っていた。老人専門病院みたいだ。そして、本館も 中庭も礼拝堂も、ちゃんと残っていた!すばらしい。 しかし資金潤沢とは言えないようで、礼拝堂の周囲は黄色い綱が張り 巡らされ、立入禁止の札が下がっている。 本館の方は、 <平成13年3月に東京都から東京都景観条例に基づく、第37番目の 「東京都選定歴史的建造物」の指定を受けて>保存状態がいいのだろう、 正門周辺・中庭・本館の一部を映画・ドラマ等の撮影場所として提供されて いるようだが、礼拝堂までは手が回らないのか、スクラッチタイルのすきま から植物が茂っていたりする。さすがに窓ガラスが割れたりはしてないが、 いま、きちんと補修しないと、もったいないことになる...。 なんとかできないかなあ。 帰りに高井戸駅ビルのドトールで休憩。隣の新刊書店の入口に、岩波文庫の 新刊案内が出ているので覗いてみる。 東京散歩ものの棚、グラフィック棚、時代小説の棚、岩波やちくまや中公の 文庫棚、駅ビルを意識してか、真ん中にたっぷりした新書棚があり、白井聡 『国体論 菊と星条旗』や菅野完『日本会議の研究』も置いてあるが、量的には 嫌韓本や嫌中本が目立つ。 ヘイト煽動本は売れるのだろうが、これ抜きで新刊書店は生き残れないの だろうか。悲しむべき事態だ。 呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/ 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)+東京都の 安保関連法(戦争法)に賛成した議員名 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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| 2018-06-14 20:51
| 雑録
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2018年 06月 13日
いきなり湿気が取れて涼しいと、眠くなる。昼寝してしまう。 3pm過ぎ、外に出ないと今日がなくなるので地下鉄へ急ぐ。 雑司が谷辺り、いやもっと日和って新宿御苑なんて言ってた のに、新宿三丁目で乗換え、4:10pm、岩本町・下車。川が 呼んでる。 珈琲アカシヤ(明石屋)のある古いビル、健在。神田川(和泉橋) を越え、JR秋葉原を横目に見て大通りを渡り、"せんべい"という 看板文字が目立つ「柏屋」の裏道を進む。JR総武線の高架下、 神田佐久間町3丁目辺り。 高架橋の壁面は何度も塗り直されたので、塗装面が滑らかでは ない。波打っている。目の錯覚かと思うくらい、波打っている。 高架下は写真のように倉庫にも使われる。「餌鳥町高架」という 文字を見る。"えとり まち"だ。東はいいなあ。 浅草橋と東神田が向い合うような通りに、2軒の筆屋か墨屋を 見る。筆墨"店"と言わないと失礼? 柳橋の船宿ゾーンの横に、ロシアンティという雑貨屋があった。 ドトール浅草橋南店でひと休み。柳橋から蔵前まで歩こうという 話になった。 柳橋1-10辺り、美家古鮨本店のある界隈も静かできれいだ。 神田川と大川がぶつかるところに在る亀清楼ビルの足もとに、 今日も川波が押し寄せる。 柳橋から両国橋を渡り、曇り日の夕方なので東岸のテラスを歩く。 真夏には決してできない所行だ。川を離れて両国駅を目指すと遠く なると思うので、そのまま歩く。満潮時なのか、テラスの端には波の 跡があったりする。濡れかねない。 大川は大好きだけど散歩の後半は歩き過ぎだなあと思いつつ、厩橋を 渡って6pm、蔵前駅着。適度な距離を歩くのは、ほんとにむずかしい。 呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/ 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)+東京都の 安保関連法(戦争法)に賛成した議員名 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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| 2018-06-13 22:30
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2018年 06月 12日
教養小説というのか、エドワード朝の悪漢(?)小説というのか。 下層階級の若い男、デンリーがズルやインチキ、ハッタリでプチブル ジョアジー・クラスにまで伸しあがる物語、といってしまうと身も 蓋もなさすぎるしデンリーが可哀想だけれど、そういうコメディだ。 実際に彼みたいな男と接触したら鬱陶しいだけだが、小説で読む 限りデンリーの負けず嫌いな奮闘ぶりは、読者の共感を呼ぶように 書かれている。 映画『アルフィー』(もちろんマイケル・ケイン版)も思い出すが、 デンリーが遍歴するのは女性ではなく仕事と悪ふざけなので、悲劇的 になりようがない。 デンリーは障害があれば対策を講じ、好き勝手に振舞いながら お金を稼ぎ、しかも町の人気者になる__英雄崇拝って、こういう ことかしら? 小心ものの自分にはとてもできないが、誰かが大胆にやってのける 様子を見て胸がすき、我がことのように喜ぶ...。トランプだとか安倍 だとか麻生だとか、感じの悪さをウリにする政治屋に拍手する人々の 感情は、その辺りにあるのだろうか、なんてことも考える。 大昔に読んで、なるほど面白いと思ったことだけ覚えている『プロテス タンティズムの倫理と資本主義の精神』も思い出し、『ロビンソン・クルー ソー』の叙述が、具体的で異様なまでに詳細だったことも似ているなあと 思う。 デンリーが建てた、合理化された住宅描写が細かい。まだランプが主流 の時代に、電燈がつき、台所の床はタイル、銀器ではなく手入れが簡単な 陶器製の食器や、全室・スチーム暖房、完全防水の浴室、電気掃除機まで、 至れり尽くせりの住宅設備が記述される。召使なんて要らないモダーン住宅。 モダーン・ライフは、すぐそこだ。 これらが目録式に述べられるのではなく、物語の進行に沿って記述される のだが妙に詳しくて、作者はモダーン住宅が好きだったのかしら? 昔からある様式の邸宅の描写も、わりと丁寧だ。階級差を描くために必要 でもあろうが。 デンリーには、彼の女性版みたいに上昇志向の強い、女友だち/恋人、 ルースがいる。彼女は結婚によって望みを叶えたが、再会したときは未亡人 だった。 このときの書き方が、意地悪というか、洒落がきついというのか__ <彼はその[注:ルースの現在の]苗字を聞いたことがあるかどうかも覚えて いなくて、[略]誰か二重の苗字の(たとえば、ヴィリエ・ド・リラダン)、 金持ちで彼女よりも年上の、社会的に相当に高い地位の男と結婚して、 その男が死んだということを知っているだけだった。>(p183上段) __二重の苗字の著名人なら、他にもいるだろうに。 (アーノルド・ベネット/吉田健一 訳『当世人気男』 筑摩書房 世界ユーモア文学選 1969初 帯 VJ欠) 呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/ 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)+東京都の 安保関連法(戦争法)に賛成した議員名 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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| 2018-06-12 22:51
| 読書ノート
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2018年 06月 11日
なんとなく、たしかB・Oで買って、やっぱりモームとは気が合わない ことを再確認するだけに終る。 巻頭の『作者の序文』によれば、1924年から29年に「コスモポリタン」 誌に書かれた短篇をまとめたもので、以下、モームの(短篇)小説論が 続く。 <元来、私は話の「まとまり」ということに妙な偏愛を感じるたちである。 [略] 私の考えでは、作者が自分自身の眼を通して眺めた無色透明な事実のみ を提供するというだけでは充分でないのである。(もちろん、[略]作者 自身の個人的性癖によって歪められた事実ということになる。)作者は そういう事実にたいして「設計(デザイン)」をほどこすべきものだ、と 私は考える。当然この種の物語は「小話(アネクドート)」という形になる。 [略] 小話こそ小説の土台となるものだ。作家側のあがきから、ときおり、小説 というものにたいして、あまりそぐわない形態を無理にあたえられることも あるが、しかし小説はしばらくの間、[略]プロパガンダや気取りのために 苦しめられたあげく、再び逆戻りして、必然的に小説の形に帰ってゆくの である。 [大きく略して] 小説は読者の思考を刺戟することもあろう。[略] しかし、もし読者をたのしませることがなければ、それはまずい小説である。 [略] いわゆる「意識の流れ」という手法も、ひとつの面白い工夫にちがいないが、 18世紀に流行した書簡体とくらべて、とくに重要な意味があるわけはない。 書簡体と同じく、真実らしさをあたえるための巧妙な便法にすぎないのだ。 [略] 小説家は自分の個人的な世界観を読者にあたえるものであり、知性的な娯楽 を提供するものである。そして、娯楽というものにたいして先ず第一に要求 すべきことは、ひとを楽しますということだ。 [略] 私としては、ただこれらの物語を面白いと感じてくれること以外には何ひとつ 読者に要求していない>(p10-13) そしてわたしは、ちっとも面白いと感じられなかったのだ。"小話"自体を楽し めず、どれも、作者が 「どうだ、巧いだろう」と言ってる声しか聞こえないのだ。 多少、読めたのは、『約束』と『社交意識』だろうか。自恃の念ある、三島 好みの権高だが、表面はあくまでも明るく軽快に振舞うヒロインが出てくる。 他は、"人間通"ってヤぁねえ、退屈、と思うだけ。 (サマセット・モーム/龍口直太郎 訳『コスモポリタンズ』 ちくま文庫 1994初 J) 吐爛腐が朝鮮戦争を終結させるかもしれない? エルサレムに大使館を 移転させてガザに災厄をもたらしながら、ノーベル平和賞を狙う? 馬鹿言ってんじゃないよ。 呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/ 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)+東京都の 安保関連法(戦争法)に賛成した議員名 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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| 2018-06-11 15:31
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2018年 06月 10日
~6月9日より続く 『思い出と現在と』より__ < 昭和51年[注:1976年]12月1日の夕刊社会面の下欄に、「大空詩人、 永井叔さん死去」という小さな見出しと写真を発見して、私の心のなか に、もやもやとひろがるノスタルジアのようなものを感じずにはいられ なかった。[略] あれは戦前の昭和10年代である。私は当時、省線の駒込駅と田端駅 の中間あたり([略])に住んでいた。そのころ、二七(ニシチ)といって、 二の日と七の日には、駒込駅から上富士前町方面へかけ、市電の通りに 沿って、縁日が出ることになっていた。[略] 私は小学校低学年だったが、夕食をすませてから、よく縁日に出かけて、 金魚すくいをやったり、樟脳で走る小さなセルロイドの船を眺めていたり した。[略] アセチレン・ランプに照らされた狭い空間だけが、ぼうっと明るく、 にぎやかに感じられたほど、当時の東京の街は暗く、静かだったように おぼえている。 私はその駒込の縁日で、しばしば大空詩人のすがたを見かけたのである。 新聞記事によると、81歳で死んだというから、約40年前の当時は40代 だったにちがいない。永井さんは肩からタスキをかけていた。そのタスキ には「お互いは大空のように」と書いてあったような気がする。西洋人の ようにアゴヒゲをはやし、頭の毛をもしゃもしゃにし、マンドリンを手に して、街から街を門づけして歩いているらしかった。何か歌を歌っている ようでもあったが、それが讃美歌だったか、あるいは白秋の童謡だったか、 私にはさっぱりおぼえがない。>(p139-140) 永井叔の没年はwebによれば1977年になっているが、原文のまま引用。 いい編集だが、各篇の初出情報が何もないのが、もったいない。この感慨は、 澁澤龍彦がいくつのときだったのだろうとか、そのできごとはいつだったのか等、 ちょっとした手間で__全集にはおそらく初出年と初出紙/誌が出ているだろう __読者の頭のなかで、いろいろな思いが広がるのだ。 (澁澤龍彦『私の少年時代』 河出文庫 2012初 J) (1)澁澤龍彦『私の少年時代』 (2)澁澤龍彦『私の少年時代』 呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/ 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)+東京都の 安保関連法(戦争法)に賛成した議員名 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る 「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動 上記のPDF
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| 2018-06-10 16:40
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